2020年11月25日発売の月刊アフタヌーン12月号掲載の「青野くんに触りたいから死にたい」についてネタバレをまとめました。
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【前回のあらすじ】
藤本は優里が帰ってしまってから、急激に彼女への恋心を自覚します。
一方優里は家に帰ると青野くんと2人きりでイチャイチャとするのでした・・・
青野くんに触りたいから死にたい40話あの子になれたら①のネタバレ
優里の知らないクラスのLINEグループでは、優里と子供達が行方不明になったあの事件が回され、共有されていました。
「夏祭りの日、加々智山で刈谷さん滝の裏から出てきたんだって」
「滝の裏、人が隠れられる隙間なんてないのに」
その言葉の後、隠し撮りされた優里の写真も貼られてしまっています。
そこには白髪、さらに赤目となった優里の姿が映し出されていました・・・
学校が始まり、生徒達が次々に登校してきます。
クラスへと登校した藤本の元には広瀬が訳知り顔で近寄ってきました。
「夏の間に大人になったか？」
どこか達観したような瞳でそう問いかけてくる彼に、藤本は理解ができず「は？」と返事をします。
それに対して、広瀬は「応援してるんだ、バカな外野なんて気にすんなよ、恋は落ちるもんだからさ・・・」と彼は言いました。
その様子に藤本がはらたつ〜！と素直にコメントを返すと、広瀬はなんで！？と驚きます。
「だって夏中刈谷さんと一緒にいただろ！？祭の日山でしっぽり決めてるうちにそうなんしたんだよな！？」
広瀬の言葉に藤本がふざけんなと訂正を入れていると・・・
「藤本、刈谷さんが呼んでるよ」
教室のドアから手を振っていたのは優里でした。
彼女を見た瞬間、藤本のクラスはしん・・・と静まり返ってしまいます・・・
それでも藤本は動揺を顔に出さずに優里の方へと歩み寄ると、彼女にクラスを見せないようにしながら部室で話そうと教室を後にしました。
部室について優里が鞄から取り出したのは、ブレスレットです。
「これ！片割れブレスレット！」
優里はそういってブレスレットを藤本の腕につけると、こうやってねえ、と自分の手首とあわせてみせました。
「元はクローバーなの！根本の部分がくっつけられて・・・美桜ちゃんのチャームもあわさったら完成！」
近距離でそういって微笑む優里から思わず視線を外した藤本は、とっさに青野はここにいるのかと尋ねます。
優里は、青野は今彼女の教室に残って情報収集をしていてくれている、といいここにはいないといいました。
この片割れブレスレットをつけていれば、もし誰かが異界に行ってしまってもこの世界にいる誰かのブレスレットが熱くなって、気がつけるはずだといいます。
さらに優里は藤本にもう一つ渡したいものがある、といい包装紙に包まれたプレゼントをさしだしました。
「誕生日プレゼント！美桜ちゃんちで渡せなかったから・・・」
彼女が渡してくれたのはグラデーションの入った綺麗な和紙の折り紙でした。
光る折り紙・・・とつぶやく彼に、優里は藤本くんは綺麗なものが好きだと思ったから、といいます。
嬉しそうに話す優里を微笑みながら見つめた藤本は、もらった折り紙で綺麗な花を折ってくれました。
「お礼にあげる、どうぞ」
丁寧に折られた赤い花の折り紙を喜んだ優里は、もっていたヘアピンでそれをとめて髪飾りにして見せます。
「できた！似合うかな？」
「似合う・・・」
楽しげに談笑するその姿は微笑ましいカップルのようでした・・・
部室をあとにした優里が廊下を歩いていると、青野が立っています。
「あ！青野くん！」
嬉しそうに語りかけようとする優里に、青野は髪飾りをみて無表情に・・・
「頭のそれどうしたの？」
「これね、藤本くんがお花折ってくれたからピンでつけたの！」
嬉しそうにそう報告する優里でしたが、青野はそれを外すようにと強く勧めます・・・
結局優里は青野が気に入らないなら、と外してしまいました。
その後、クラスではロミオとジュリエットの出し物をするため役決めの話し合いが行われることに・・・
優里はみんなが手を挙げそうな衣装係になろうと、他の人も手を挙げたタイミングで手を挙げたのですが・・・
周いは優里が手を挙げたのをみると、すぐに手を下げてしまいました。
違和感を感じながらも、優里はその場で何もいうことはできません・・・
昼ごはんの時間となった優里は藤本からきたLINEをみて、彼が大道具係となったから少し遅れるという連絡をみます。
先に屋上へ行こうとした優里でしたが、そこに笑顔の藤本が肩を叩いてきました。
「藤本くん？あれ？今LINEしてたんだよ？」
不思議そうにそう話しかける優里をみて、藤本は困ったように笑います。
「どうして笑うの・・・？」
違和感を覚える優里の背後からざわめきが消えました・・・
人気のない廊下をずんずんと歩いて行ってしまう藤本の後を優里は慌てて追いかけます。
藤本は屋上に続く階段へとすごい勢いで歩いて行ってしまいました。
必死に藤本にどこへ行くのか、ミーティングはいいのかと問いかけますが、藤本は返事を返してくれません・・・
「どうして何も返事をしてくれないの！？」
そう叫んだ優里にやっと振り返った藤本は無表情で喋ります。
「やっありいっよ、おぃるらべよぅ、おもぅて」
明らかに日本語ではない言葉に優里の表情が曇ります。
「青野くん！」
彼女が問い詰めるようにそう呼ぶと、藤本の姿をした青野は「ははは！」と笑いました。
「だけど優里ちゃん、君はもう間違えた！」
そういうと、藤本の姿で青野は優里に顔を近づけてきます。
慌てて距離を取ろうとした優里に青野は「俺はここにいるのに藤本とキスするのか」といいだしました。
キスをしようとしているのは藤本の姿をした青野の方ではありますが、そう問いかけられた優里は困ったように顔を歪めいいます。
「青野くん、君はどんな姿でも・・・」
そして、2人は誰もいない学校ではない学校ににた異界でキスをしました・・・
「熱っ！」
その時、本物の藤本は大道具係のミーティングをするため昼休みに別室で話し合いをしていたのですが・・・
「ブレスレットが熱くなった・・・！」
彼は手首にまかれたブレスレットを見て、青ざめるのでした・・・
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青野くんに触りたいから死にたい40話あの子になれたら①の感想
藤本の間恋心・・・そして優里を傷つけないように、守ろうとする彼の姿勢はかっこいいですね・・・！
ただ、その事をわかってしまった青野が暴走してしまい大変なことに！
次回の青野くんが触りたいから死にたい41話が掲載される月刊アフタヌーン1月号は12月25日の発売です！
