漫画ネタバレ

ジェンダーレス男子に愛されています。4巻ネタバレ!ユニボ知名度上昇中!まさかの実写化?!

ジェンダーレス男子に愛されてます。

『FEEL YOUNG』で連載中の人気漫画「ジェンダーレス男子に愛されています。」の4巻のネタバレです。

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<前巻までのあらすじ>

編集者のわことジェンダーレス男子のめぐるは、互いが互いの最推し! というラブラブ同棲カップルです。

古着店の店員兼モデルだっためぐるは、所属事務所の意向で、同じくジェンダーレス男子のささめと組んでユニコーンボーイズというユニット名で芸能界デビューすることになります。

めぐるの芸能界活動を邪魔したくないわこは彼女としての存在感を完璧に消し、めぐるを応援。一方、少女漫画な外見とは裏腹に兄貴!な世界に憧れるささめは、めぐるに反感を持ちながらも、天然セレブなジェンダーレス男子・キラを含めた交流を重ねていく内に可愛さ・美しさにも目覚めていくことになります。

わこの担当作家・近藤かおる氏はユニコーンボーイズにハマって彼らをモデルにした漫画を連載し人気を得ます。

セレブ向け青果店を営みキラ邸に出入りする筋肉質な美形ジェンダーレス女子・桜子はキラたちの勘違いでささめとくっつくよう仕向けられ、桜子の親友で祥伝歌劇ファンのイケメンボイトレ講師♀・岬は、ささめがボイトレを担当するユニコーンボーイズのひとりだと知り、嫉妬の炎を燃やします。

しかし、肝心のささめはと言えば、岬のカッコよさに憧れを抱いてしまっているのでした。

ジェンダーレス男子に愛されています。4巻ネタバレ

その31

愛しの桜子がまたしてもキラ邸でささめとのお茶に呼ばれていると聞いた岬は、その機会を阻止すべく、わざと同じ日にささめを呼び出します。

ささめは簡単に誘いに応じて現れ、岬は複雑な気持ちになります。

目的を達成した岬は「ユニコーンボーイズの楽曲デビュー決定」を祝ってすぐさま別れようとしますが、ささめはお祝いに「男気を上げる」レッスンをしてもらえると勘違いし、喜びます。

ささめの期待の眼差しに「違う」と言えなくなった岬は、とびきりの決め顔で「ぜひ参考にしてくれ」と申し出、カッコイイ男の最高の所作、如才ない立ち振る舞い、心ときめかせるレディファーストをささめ相手に実践してみせるのでした。

ささめは兄貴以外の男にこんなにときめいたことはない、と岬を称賛しますが、そこで岬は、ささめが自分を男と勘違いしていることに気づきます。

しかし、カッコイイという言葉が嬉しい岬は、ささめの勘違いを訂正するのをためらってしまいました。

そこへ、岬と同じ人物を推して祥伝歌劇のファンクラブに入っている知人女性が声をかけてきます。彼女は岬とのデートを順番待ちしている岬ファンでもありました。

彼女の口から岬が女だと知ってしまったささめはうつむいたまま動かなくなり、岬は罪悪感に襲われます。

しかし、ささめの口から出たのは「すごい…」という一言でした。

ささめは岬を、たくましくて男らしい兄貴とは違い、女顔でも男らしくなれる見本だ、と感じ、自分でも彼女のようにならなれるかもしれない、と懸命に教えを乞うていたのです。

「カッコよくなるのに、男も女も関係ないんですね!」

ささめの言葉に感動した岬は、ささめを祥伝歌劇の観劇に誘うのでした。

 

その32

いよいよユニコーンボーイズの楽曲デビューの日時が決まり、公式Twitter上に宣伝告知がアップされます。

わこは、すかさず自分の個人アカウントでRTするなど宣伝に協力します。

しかし、宣伝告知が大々的に広まったことで、Twitter上にはユニコーンボーイズのアンチも発生し始めます。

めぐるやささめの顔に対して「盛りすぎではw」等のつぶやきがツイートされ始めたのです。

(めぐるくんは実物が100万倍盛れているのに…!)

悔しさのあまり、わこは、いっそのことめぐるを街で見かけた一般人を装い、無加工のめぐるの写真をネット上にアップしてしまおうか…とまで考えます。

ある夜、ベッドで眠っていためぐるが目を覚ますと、帰宅したわこが女優ライトをセットして、一眼レフカメラでめぐるを隠し撮りしようとしているところでした。

めぐるはあきれて、もうユニコーンボーイズをエゴサしないように、と忠告します。

めぐるは「一番わかってほしい人にはもうわかってもらえているから十分だよ」と言って、ベッドに入ってきたわこにそっと顔を近づけます。

わこは間近で見るめぐるの美貌に(超盛れてる…!)と感動しますが、キスしようと予想より近づいてきためぐるの顔に動揺しました。

「私の顔が盛れてない!」

連日エゴサで寝不足だったわこは、めぐるに目の下のクマを発見されてしまいました。

 

その33

ささめがゲーム大会をドタキャンしたキラ邸では、桜子が途方に暮れていました。

ささめがいない今、キラと何を話したらいいのかわからなかったからです。

唯一の頼みの綱、キラの爺やも用事があると出かけてしまいます。

キラをひとりにしては心配だ、と爺やから留守番を頼まれた桜子は、とりあえず爺やが用意した食事をふたりで摂ろうとしますが、好物を前にしてキラは箸ひとつ動かしません。

キラによると、爺やは風邪気味のキラに薬を飲ませるために、薬を混ぜた食事を用意したうえで外出し、キラが食事を口にせざるを得ない状況を作ってきている、というのです。

桜子は放っておくわけにもいかず、台所で自ら料理の腕を振るいました。

瞬く間に豪華な料理が食卓に並びましたが、キラは美味しそうだ、とは言うものの手をつけません。

「これ…」

「エビの殻が固いから食べられないんですね」

桜子がエビの殻をむいてあげると、

「貝も食べられない」

「醤油取って」

桜子はキラのわがままをいちいち聞いてしまい、まるで召使のようです。

眠いというキラを寝室まで連れて行きながら、桜子はキラのこういった放っておけない感じに既視感を抱いていました。

パジャマに着替えベッドに入ったキラですが、ひとりでは眠れないから居てくれ、と桜子に頼みます。

桜子が料理に薬を仕込んでおいたので、薬が効いたキラは眠くなってきました。

桜子はうつらうつらし始めたキラに「髪に触れてもいいですか」と尋ねます。

キラが許すと、桜子はキラの頭を撫でながら、優しい瞳で彼を見つめました。

「私でよければいつでも呼んでください。舘くんがいても、いなくても」

「…それは助かる」

そんなふたりの様子を物陰から爺やは微笑ましく眺めていました。

「これは…もしかすると、『恋の始まり』でしょうか」

 

その夜、桜子は帰宅すると、急いで同居人の前に食事を並べました。

「小太郎、遅くなってごめんね!」

凛々しい顔立ちの黒猫がそこにはいました。

「やっぱりキラ様、うちの小太郎とそっくり!」

既視感の正体を探り当てた桜子は、溺愛する飼い猫の腹に顔をうずめて、“猫吸い”を堪能するのでした。

 

その34

いよいよユニコーンボーイズの1stシングル『僕らの境界線』が発売になりました。

わこのために関係者席を1席確保して帰宅しためぐるは、自宅リビングに大量のユニボ1stシングルのCDを見つけて驚きます。

「サンプルいただけるから買う必要ないって言ったのに…」

リビングに入ってきたわこに話しかけますが、わこは無言でCDを見つめ「これから開封の議を執り行います」とつぶやくと、手慣れた手つきでCDを開封し、中からリリースイベント参加申し込みチケットを取り出しました。

「まさかこれのためにこんなにCDを買い込んだの…?」

めぐるの質問にわこは頷きます。

「ユニボの晴れ舞台を生で見るためには、やっぱり全力で資金を投入しなくっちゃね」

わこは恐ろしいほど真剣な表情になります。

「願掛けで甘いものを絶っているし、近所の氏神へのお参りも欠かしません」

わこは両手を合わせ、鬼気迫る表情で祈りはじめました。

「どうかユニボのデビューイベントが生で見れますように!」

(嬉しいを通り越してもはや怖い…!)

恋人の狂態にめぐるはやや引きましたが、間違いなくイベントへの招待を喜んでくれるとめぐるは確信し、わこに尋ねました。

「あのさ、このイベントの関係者席にわこちゃんが行けるって言ったら、どうする?」

「それはダメかな」

意外にも、わこは困ったように顎を掻きます。

「めぐるくんの気持ちはもちろんうれしいけど、違うの」

「ど、どう違うの…?」

困惑するめぐるに、わこは凛々しい表情で伝えます。

「私は推し活そのものが好きなの」

推し活…つまり、“推し”に自分の労働で得たお金を貢ぎ、そのうえで手に入れたチケットにこそ価値があるのだ、とわこは主張します。

「これはめぐるくんの彼女であると同時に、一ファンとして譲れない、確固たるプライドなの!!」

思わず熱くなったことを謝罪するわこの手を、めぐるはそっと握り締めました。

「その気持ち、ちょっとわかるよ…」

めぐるは美しく整った顔に最高の笑みを浮かべ、わこの顔を覗き込みました。

「ぼくも、ぼくの最推しのわこちゃんを応援したい」

そして、好きなだけ推し活を続けなよ、とわこに伝えます。

(同棲してるから、基本的に財布は一緒なんだけどね…)

 

そしてユニコーンボーイズのリリースイベント当日、わこは会社を早退してイベント会場にかけつけていました。

高倍率をくぐり抜けて多くの観客が集まったイベントは大盛況で、舞台上に現れためぐるとささめは初々しいトークで会場を盛り上げます。

「それでは聴いてください。ユニコーンボーイズデビュー曲、『ぼくらの境界線』です」

ふたりがマイクを手に曲に入ると、カメラがぐぐっとめぐるの顔に寄り、美しい顔が画面に大写しになりました。

 

わこはスマホ画面に映るめぐるの顔面に、顔を真っ赤にして感激しています。

「現地で見るライブ配信最高!!」

リリースイベントのチケットの抽選に外れたわこは、イベント会場の外で出待ちと間違われながらライブ中継を楽しんでいるのです。

 

その35

ユニコーンボーイズのシングル発売直後のことです。

あるバズり動画にユニボの楽曲が使われたことで、ユニボの知名度は飛躍的に上昇していました。

この機会に乗じてさらに知名度を獲得しようと次の手を考えていたやり手マネージャー・神崎に、なんと、ささめ憧れの兄貴から、彼の個人チャンネルでのコラボ動画のお誘いがありました。

兄貴のコラボ動画は自らコラボを依頼する代わり、その相手が出した企画はNGなしでやりとげるという体当たりな姿勢が人気で、この動画が当たればユニボの知名度はますますあがること確実です。

神崎は間違いなくウケる企画を考えよ、とめぐるに迫ります。

一方、兄貴とコラボと聞けば興奮しすぎるであろうささめに対しては、熱が冷める期間を考慮して三日前にコラボの件が伝えられていましたが、未だに熱量は下がらず、ささめはひたすら兄貴の筋肉を眺めたり質問したりする企画ばかり考えていました。

そんなささめに、神崎は伝えます。

「兄貴がユニボをコラボ相手に選んだ理由ですが、『綺麗で可愛いおふたりと、直接会って話をしてみたい』からだそうです」

それは、ささめが兄貴ファンであることを兄貴が知ったら、兄貴が抱いているユニボの可愛いイメージが壊れてしまうことを意味していました。

絶望のあまり床にうずくまるささめを尻目に、「ということで、企画内容はめぐるが考えてください」と神崎はめぐるに言うのでした。

 

帰宅しためぐるは、わこに企画内容について相談します。

兄貴とユニボは言ってしまえば真逆のジャンル、既存ファンにも新規ファンにも喜んでもらえる企画を考えるのはとても難しいことですが、編集者のわこにとっては、こういった企画を考えることは本職でもあります。

せっかくだからめぐるくん自身も楽しめる企画を…と考えるわこは、PCに映した兄貴の画像を見て、ふと気づきました。

「兄貴って、サングラスを外すと、案外キレイなお顔してるね?」

わこが思いついてフォトショップで画像をいじると、画面を覗くめぐるはそのたびに驚きの声を上げました。

「ヒゲって消せるの?」

「顔が色白に? 前髪作れるの?」

わこは兄貴の顔にフォトショップでメイクを施していきます。

出来上がったのは、兄貴のイメージとはだいぶ異なるキレイなお兄さんの画像でした。

 

数日後、コラボ企画当日の撮影スタジオでは、兄貴側の芸能関係者と神崎が、コラボ動画について話していました。

兄貴側の関係者はゆめかわ少女風に着飾ったささめを見て、どんなコラボ動画になるか想像もできない、と口にします。

バズれば何でもいい、とは口にしつつ、兄貴のカッコイイ路線は外してほしくないようです。

一方、ささめもまた、緊張のあまり完徹が続き、肌のコンディションが悪いと落ち込んでいました。

そこへ少し遅れてめぐるが到着しました。

文句を言おうとしたささめは、めぐるの姿を見て驚きます。

めぐるは、オールバックに渋い色のジャケット、胸の開いたシャツ、ゴールドのアクセサリーという兄貴風に決めた格好で、撮影スタジオに現れたのです。

 

その36

兄貴風に決めた格好で撮影スタジオに現れためぐるに、ささめは唖然とします。

詰問するささめに、めぐるは「大丈夫だよ、僕におまかせ!」とまったく気にしません。

「兄貴に、もっとユニボを好きになってもらおうよ」

めぐるは輝く瞳でささめに言いますが、ささめは不安でした。

(兄貴に嫌われたらどうしよう…!)

そこへ兄貴ことエグザイラのアキがスタジオ入りしたとスタッフの声がかかりました。

黒髪オールバックにサングラス、厚い胸板を白いTシャツで包み、襟広のジャケットに細身の黒いパンツを合わせています。ゴールドのネックレスが目を引く、まさに最強の男・アキは、一流芸能人ならではのオーラでめぐるを圧倒しました。

しかし、アキは意外にもフレンドリーな態度でめぐるに挨拶やコラボ動画のお礼を伝え始めます。

長らくtwitterでも相互フォローの状態だったふたりは、ようやく会えた、と喜びます。

めぐるはこの調子でささめも兄貴と会話を…とささめを振り向きましたが、緊張したささめは、反射的に“ユニボの可愛いささめくん”を演じてしまい、内心激しく後悔します。

アキがコラボ動画の企画内容を尋ねると、

「今回の企画は、『アキさんにメイクをして綺麗なお兄さんになってもらおう』です」

と言って、めぐるはアキを椅子に座らせ、メイク道具を取り出しました。アキは驚きに目を見開きますが、それ以上に驚いたのがささめでした。

「兄貴がメイクなんて、イメージと全然違う、絶対ダメ!」

ささめは反対しますが、意外にもアキは受け入れます。

「どうせやるなら、キミ達みたいにかわいい系のメイクがいいな。オレ、カッコイイより可愛い方が好きなんだ」

「やっぱり!」

めぐるが両手を合わせました。

「アキさんて、ヒゲを脱毛されてますよね。髪もツヤツヤで爪も綺麗で、美容に興味のある方だって思ってました」

アキはめぐるに感心します。

「ちゃんと見てるんだね、すごいねめぐるくん」

アキは「これはオフレコだけど」とまつ毛の長い目を伏せました。

「今の事務所にスカウトされた時、カッコイイ系で売ると決められたんだけど、イメージを壊さないようにするのが時々つらくて」

アキは言葉を続けます。

「だからユニボのふたりの活動をいいなと思っていて、こうしてコラボのお誘いをしたんだけど。まさかメイクをしてくれるなんて。ごめんね、注文を付けてしまって」

らしくない様子のアキにささめはびっくりしていましたが、ささめ憧れの兄貴も自分と同じように、事務所の売りたい自身のイメージの方向性が本来の自分と異なっていることに悩んでいると気づき、ささめは胸を突かれました。

「せっかくだし、自分の好きな自分になってみたいんだ」

まっすぐな瞳で笑うアキに、ささめは思わず「あの!」と話しかけていました。

「実は、ぼく…いや、オレも…」

ささめは顔を赤くしながら、来ていたゆめかわ系のブラウスのボタンを開き、中に着ているTシャツをアキに示します。

「兄貴の超ファンです……」

「そ、それはエグザイラ10th記念限定販売Tシャツ!」

アキは驚きます。

「ささめくん、オレのファンなの?」

「そうっス! ガチファンっス!」

「じゃあ幻滅しちゃった?」

「全然! むしろ良いっス!」

アキは笑いながらささめに話しかけました。

「その喋り方、顔と印象違うねー!」

ささめも満面の笑みで答えます。

「そうっスか!」

そんなふたりの様子を眺めていためぐるは、腕まくりをして気合を入れました。

「じゃあ、本気出しますか!」

 

数日後、ユニボとエグザイラ・アキのコラボ動画がランキング入りして街の女子たちの話題をさらいました。

動画の企画は「交換メイク」。

カッコイイ系メイクをし、兄貴風のファッションに身を包んだささめと、可愛い系のメイクをし、フェミニンな衣装を身につけたアキの、楽しそうな様子がサムネイルに表示されています。

その37

わこが担当している漫画家・近藤かおる氏の新刊「ジェンダーレス男子が仲良くしています。」1巻が発売され、わこと近藤氏は居酒屋で打ち上げを行なっていました。

大喜びで祝杯を上げる近藤氏に、わこは、「ジェンダーレス男子が仲良くしています。」にドラマ化の話があることを打ち明けました。

喜ぶかと思いきや、近藤氏は複雑な表情です。

なぜならば、「ジェンダーレス男子が仲良くしています。」は基本的に美少年ふたりが仲良くしているだけで、顔のアップが多用される中身のない漫画。正直、顔でもっているといっても過言ではありません。

それがドラマ化するとなると、近藤氏が望む主人公たちのキャストは当然、彼らのモデルになった────

近藤氏が名前を上げようとすると、わこは手で彼を制し、暗い表情で言いました。

「すいません、それは無理だと…」

「わかってるよ。ちょっと言ってみただけさ…」

近藤氏は手のひらで目頭を押さえ、乾いた笑いを漏らしました。

 

愛する めぐる と同居する家に帰っても、わこの気持ちは晴れませんでした。

公私混同を嫌う わこ は、「ジェンダーレス男子が仲良くしています。」の主人公のモデルのひとりである めぐる に対して、決してドラマに主演してほしいなどと言えないのです。

 

翌日、めぐるが所属事務所であるオクタカンパニーに出社すると、ユニボのマネージャーである神崎からドラマ主演の話が来ている、と伝えられました。

「この『ジェンダーレス男子が仲良くしています。』という漫画の主人公である、アダムとオリバーという少年ふたりを、ユニボのふたりに演じて欲しい、とプロデューサーから打診が来ていまして…」

 

その頃、編集部に送られてきたドラマの企画書でユニボのふたりが主演候補であることを知ったわこは、「受けます」と即答していました。

あまりに早い返答に「近藤先生は…」と通話相手は心配しますが、「もう報告済みです」とのわこの返事に「早ッ」と絶句します。

わこのスマートフォンには近藤氏からお祝いのメッセージスタンプが続々と届いており、近藤氏の歓喜具合が伝わるようでした。

 

その38

ユニコーンボーイズが「ジェンダーレス男子が仲良くしています。」のドラマ主演のオファーを受けて約一ヶ月、早くも撮影が始まりました。

 

その日は、めぐるもわこも朝から仕事モードでした。

「ジェン仲」の撮影現場に、原作者である近藤氏とその担当編集者であるわこが見学に行く日なのです。

めぐるは撮影現場でわこと会ったら、思わず反応しちゃうかも、とほほ笑みますが、その背後へわこは暗殺者のような鋭い瞳で迫りました。

「…めぐるくん?」

「…わかってます」

ふたりが同棲中の恋人同士であることは、めぐる推しのわこにとって決して公になってはいけない秘密なのでした。

 

午後、近藤氏とわこは撮影現場を訪れました。

まるで本物の学校のようなセットにふたりは驚きます。

同行してくれた編集長は、ユニボ推しのプロデューサーがユニボありきでドラマの原作を探していて見つけたのが「ジェン仲」であり、今回の単発ドラマが好評なら連ドラ化もあるらしい、と話してくれます。

それを聞いた近藤氏とわこは、ますます仕事にやる気を出すのでした。

 

めぐるが撮影のために楽屋から出ると、途中の廊下で近藤氏とわこらがささめと話している現場に出くわしました。

わこが、落ち着いて近藤氏のユニボ推しをささめに伝えている様子を見て、めぐるは感動します。

しかし、撮影に戻るささめを見送る わこ の手が興奮を抑えるために硬く握り締められているのを見て、めぐるは思わずわこに駆け寄り、彼女の手を取ってしまいます。

めぐるは真っ青になって手を放し、わこ はさび付いたロボットのような動作と口調でめぐるに近藤氏を紹介し始めます。

その様子を見た近藤氏は、自己紹介もそこそこにわこをめぐるの前に押し出し、彼女がいかにめぐるのファンであるかを力強い口調でめぐるに教え始めました。

近藤氏はわこに、今こそめぐるに思いの丈を告げるときだと言います。

熱心なその声に、めぐるから目をそらせなくなったわこは、まっすぐに彼を見つめて、言いました。

「私…めぐるくんのこと、愛しています」

めぐるはわこを、驚いた表情で見つめ返しました。

 

その後、撮影は順調に進行し、今日のめぐるは肌ツヤが最高、とスタッフの間で評判になりました。

撮影現場の隅でわこは両手で赤い顔を隠しています。しかし、公開告白したにも関わらず、わことめぐるの仲は誰にもバレていなかったのでした。

その39

時は少しさかのぼり…わこが一足先に上京し、大学に入った年の秋のこと。

高校生のめぐるは半年ぶりにわこに会うために、休日に田舎から東京へと出てきました。

ビデオ通話で見るわこは東京に慣れているようで、めぐるは寂しく感じています。

しかし、出迎えるわこは、まったく変わっていない自分に不安になっていました。

大学とバイトの往復生活でわこは以前の…いえ、以前以上に地味になってしまっていたのです。

しかし、可愛いめぐるには都会ライフを満喫していたと思ってほしい…わこは流行のメイクやファッションをググりまくって着飾り、めぐるを出迎えます。

久しぶりに会っためぐるは、以前にも増して可愛く輝いていました。

ふたりはデートを開始しますが、慣れない東京ダンジョンにわこは戸惑ってばかり。

むしろめぐるの方が、いきいきと可愛らしく、TVで見る芸能人のように違和感なく流行の店をめぐります。

夕食の時間が近づき、わこは話題の店へとめぐるを案内しようとしますが、道に迷ってしまいます。

結局チェーン店の回転寿司に入ったふたり。

わこは申し訳なさそうに、今日の自分は無理をしていたとめぐるに告白します。

それを聞いためぐるは、むしろ安心した、と言いました。

「ぼくのいないところでわこちゃんが楽しくやっていたらどうしようって思ってた…」

その時、回転寿司のレールの上を新幹線型のトレイがすべり、注文した寿司を届けました。

その様子を初めて見たふたりは驚いて、「わこちゃん/めぐるくんの東京での初めてが一緒で嬉しい」とはしゃぎます。

こうしてふたりは仲直りしました。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、終電の時間が近づきます。

わこがめぐるから帰りの電車の時間を調べていないと聞いて驚くと、めぐるは真っ赤になってうつむきました。

「だって、それは調べる必要ないかなって…」

「…うちに泊まるんだもんね?」

わこは赤くなって頷き、ふたりで初めての東京の夜を過ごすことになったのでした。

 

その40

時は経ち現在。

ふたりはまた同じ場所でデートをすることにし、あの時の場所のすぐ近くで、初めての水族館デートを楽しんでいました。

こういった王道のデートコースは初めてのため、いつにもましてふたりのテンションは高めです。

わこは水族館で見るさまざまな種類のタコに興奮し、カメラのシャッターを切りまくったため、あっという間にバッテリーがあがってしまいました。

肝心のめぐるを撮っていないことに気づいたわこは予備のバッテリーを取り出そうとし、持ってき忘れたことに気づきます。新しいバッグだったため、いつもと勝手が違ったようです。

「気合を入れてメイクもいつもと変えたのに、どうして抜けちゃうんだろう。何回目でも、デートには気合を入れたいのに…」

落ち込むわこの頬に、めぐるは軽く唇を当てます。

「可愛いから、つい。でも、これぞデートって感じだよね」

ほほ笑むめぐるに、わこもまた笑いかけました。

「何年たっても、めぐるくんと初めてを一緒に経験できるの、うれしい」

ふたりは魚以外には誰も見ていないキスを交わして、水族館を後にしました。

せっかくだから、と初めての東京デートで行けなかった店を訪ねますが、思いがけないことに、店は閉店しています。

そこでふたりは、あの時と同じ回転ずしチェーン店に入ることにしました。

既に常連となっていたふたりはいつもの調子でそれぞれの好物のネタを取っていきます。

わこは好物のタコの皿を見て一瞬罪悪感が頭をよぎりますが、めぐるが「はい、いつもの」とタコの皿を取ってくれたので、ごめんなさい!と謝りながら美味しくいただきました。

めぐるは回転ずしを食べるふたりの自撮りを撮って、微笑みます。

「『初めて』も『いつもの』も、一緒にいられてうれしいな」

 

 

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ジェンダーレス男子に愛されています。4巻感想

現実でドラマ化していたと思ったら、漫画内でも実写化されていたジェンダーレス男子たち。

4巻末ではドラマ『カラフラブル』の撮影現場を原作者が訪ねたレポ漫画があり、『ジェンレス男子。』漫画版にもこの取材が生かされたであろうことが想像できます。

ドラマは終わってしまいましたが、漫画版では登場人物も増え、新しい人間関係が構築され、幸せなふたりのハッピーラブラブ同棲生活もまだまだ続いていく様子で、続きが楽しみですね。

 

ジェンダーレス男子に愛されています。5巻ネタバレはこちら

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