2020年12月22日発売の月刊ガンガンJOKER1月号掲載の「賭ケグルイ」のネタバレについてまとめました。

【前回のあらすじ】
最高得点の12点を獲得し勝てると確信した雉岡は、対戦相手として定楽乃を指名。
しかし1点だけ定楽乃が上回り、雉岡に勝利します。
味方でありながら、13点を取る方法を教えていなかった定楽乃に雉岡は激怒し、ナイフで襲い掛かりました。
するとユミが定楽乃を庇い、刺されてしまいました。
賭ケグルイ81話ネタバレ
第5ターン。
蕾は夢子に指示された部屋に入りました。
先ほどユミはナイフに刺されてしまいましたが、傷は浅かったため、すぐ治療してギャンブルを続行することになったのです。
蕾はユミのことが心配でしたが、他の人の心配をする余裕なんてないと気持ちを切り替え、息を整えます。
残り人数は5人。
「双頭蓮館」は間もなく決着しますが、きっと自分たちの勝ちだと蕾は考えていました。
人数の多さは「花選び」の抽選回数の多さでもあるので、12点を取りやすい、こちらが有利なのです。
その時、蕾のいる部屋に定楽乃とユミが入ってきました。
蕾はこのままいたら点数がバレるため、部屋を移動しようとします。
しかし定楽乃は、待てと蕾を制止しました。
そして定楽乃は「お前は本当に家畜を返上したいのか?」と問いかけます。
夢子と組むのは元より知人なら信頼関係も築きやすいため良いだろうと言う定楽乃ですが、それならお前は自らの勝利条件を満たすため、私の首を獲らなくてはならないはずだと話します。
なぜ勝負に来ないのか、自分が何を望んでいるか分かっているのかと問いかける定楽乃。
蕾は突然の「命令」と突然のギャンブルを指示されました。
不安で押しつぶされそうな彼女の前に現れたのが、夢子だったのです。
「ああ助かった!」と蕾は思いました。
夢子の言うことを聞いていれば、夢子はきっと勝ち続け、きっと定楽乃を倒す、きっと夢子は自分を助けてくれると、そう感じたのです。
しかし今蕾の中で、本当にそうなのかという疑念が浮かびます。
協力したから、友人だから、勝利したから、夢子が何のリスクも負ってない自分を助けてくれるのか、そんなことはあり得るのか、分からなくなりました。
動揺する蕾に、定楽乃はさらに話を続けます。
二人いれば確実に13点を取り、絶対に負けない一人を作り出せますが、一方でそれは「献花」に縛られ、勝負を挑むことを放棄すること。
このギャンブルの鍵は「奇数」です。
蕾は定楽乃を見て移動しようとしましたが、つまり自由に移動して構わないということ。
従って夢子と対になって、13点を取る者ではないということなので、このターン縛られていないのは蕾だけ。
その意味をよく考えろと定楽乃は言いました。
その後、蕾は夢子たちと合流し、話し合いを行います。
蕾は5点、鈴井は7点、夢子は6点だったようです。
3人共真ん中の点数ばかりなので、このターンは大人しくしておくしかないと話す鈴井。
とはいえ「献花」による防御はしておいた方がいいため、鈴井が夢子に「献花」して13点にすると提案します。
しかし夢子は自分が鈴井に「献花」すると言いました。
定楽乃は蕾の挙動から夢子と鈴井を対だと考えるため、鈴井を狙う可能性が高く、それを逆用するとのこと。
つまりこのターン夢子は0点になるということだと気づく蕾。
蕾は「献花」に縛られておらず、誰にでも挑むことができます。
そのため夢子に「花競べ」を挑めば必勝なのです。
しかし蕾は夢子に恩があるため、自分にはできないと感じました。
一方定楽乃はユミに夢子が蕾を引き入れた時点で、この絵図は出来上がっていたと話します。
強い信頼関係にある夢子と鈴井が対になって13点を取り、蕾が遊撃に回るというのは、状況により例外はあるにせよ、基本的にはこの形になることは明らかでした。
夢子を確実に狩るならば、最も有効な手段は蕾だという定楽乃。
ユミはさっきみたいに追い詰めたら蕾がこちらに突攻しないのかと心配しますが、定楽乃はそれはないと否定します。
定楽乃は蕾が絶対に自分たちを攻撃してこないと確信していました。
なぜなら夢子と鈴木が賭けているのは票で、たとえ負けても票を失うだけですが、蕾は人生計画表という重大なリスクを背負っており、3人の中で蕾だけが絶対に負けることができないのです。
ゆえに100%勝てる方法に気づいてしまった後は、定楽乃とユミの片方が13点、片方が0点という50%に蕾は賭けることができないと推測する定楽乃。
するとユミは定楽乃が勝って生徒会長になれば、みんなが幸せになれるのに、何で余計なことしてしまうのかと疑問を浮かべます。
そんなユミに何か答えようとする定楽乃ですが、時間を告げるアナウンスが流れました。
そして第5ターン「花競べ」が始まりました。
蕾はまだどうすればいいか悩んでいる様子。
夢子は抗うことが人間なのだと言っていましたが、今夢子を裏切り負かすことは人間らしいことなのかと考える蕾。
夢子に従って安全な場所に居続けることもできますが、どうせ定楽乃は「献花」で13点なので、ユミに挑む意味もなく、万一それで負けたらバカみたいだと感じます。
状況が裏切れと言っていました。
家畜でいたくない、恩人を裏切りたくない、人として生きたい、倫理を守りたい・・・。
蕾の頭の中には色々な想いが渦巻いていました。
するとその時、夢子が蕾に「決めましたか?」と声をかけてきました。
何の指示も受けていないにもかかわらず声をかけられた蕾は、見透かされたのかと激しく動揺します。
すると夢子は葛藤のない選択なんてつまらない、葛藤の果てにある選択と決断こそ、心を揺さぶるのだと言います。
そして定楽乃にその鉄仮面の下には、どれほどの葛藤が折り重なっているのかと問いかける夢子。
「見せてください。明かしてください!さぁ賭け狂いましょう!」
そして第5ターン「花競べ」の組み合わせが決まりました。
まずは蕾奈々美対蛇喰夢子の対決が発表されます。
どういうことかと驚く鈴井。
蕾が裏切ったことにより、夢子と蕾のどちらかは脱落するだろうと定楽乃は推測します。
内情を知った上で仕掛けた蕾に分がありますが、夢子ならそれも想定しているかもしれないと感じる定楽乃。
だとしても2対2になるので、もう他の誰にも気を遣うこともなく、夢子と勝負できると考えていました。
しかしもう一組、蛇喰夢子対等々喰ユミの対決が発表されました。
思わぬ展開に一同は驚き、夢子は不敵な笑みを浮かべます。
そして蕾対夢子は5対6で夢子の勝利。
さらに夢子対等々喰ユミは6対0で夢子が勝利しました。
結果、蕾とユミの両名はここで脱落となりました。
そして相沢は定楽乃に「サイコロがあんたを呼んでるぜ」と告げるのでした。
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賭ケグルイ81話感想
蕾は夢子を裏切ることでしか勝てないと思っていたわけですが、やはり夢子は一枚上手でしたね。
全部計算していたんでしょうし、ユミを狙うのは予想外でした。
ここからどんな展開になるのか、楽しみです!
次回の賭ケグルイ82話が掲載される月刊ガンガンJOKER2月号は1月22日に発売されます。