2021年1月9日発売の別冊少年マガジン掲載の「かつて神だった獣たちへ」
についてネタバレをまとめました。
目次
かつて神だった獣たちへ最新話を無料で読む方法は?
かつて神だった獣たちへ最新話を無料で読む方法はU-NEXTでできます!
今なら31日間無料体験実施中に加え、新規加入で600円分のポイントをゲットできますので、かつて神だった獣たちへ最新話を実質無料で読むことができます!
ぜひこの機会にこちらから↓

【前回のあらすじ】
オーガは人間だった頃の少女時代、母親に虐められていました。
許しを乞う娘を見た母親は、ワイングラスで娘の片目を傷つけます。
泣き叫ぶ娘を見た母親は、「あの男にそっくりな目で見るな!」と叫ぶのでした。
クロードとライザが村に戻ると、村人たちは決起して戦うつもりだと言います。
何もできないクロードですが、このまま黙っていることもできません。
クロードはオーガと村人が戦うことが本意ではないと気付いていました。
オーガは母親と村人を対峙させて、母の人生を終わらせたいと思っていたのです。
クロードは自らの正義の心を胸に行動するのでした。
かつて神だった獣たちへ66話ネタバレ!
オーガの家は激しく燃えていました。
クロードは火の勢いに戸惑うことなく、飛び込んでいきました。
口元を抑えながら火の中を進んでいくクロードです。
火の中でオーガの母親が立っていました。
「あんたはたしか……」
オーガの母親はまだ無事でした。
「こちらへ早く来てください!」
クロードは手を差し伸べますが、燃え盛る炎にオーガの母親の足は止まります。
その時天井が崩れ落ち、母親の下半身は潰されてしまいます。
咄嗟に走る寄るクロードですが、そこにも天井が落ちてこようとしています。
死を覚悟したクロードを助けたのは、オーガでした。
巨体の腕だけで崩れ落ちた天井を止め、簡単にはねのけてしまいます。
娘の姿を見た母親は叫びます。
「プリシラ!この愚図め!なんでさっさと助けに来ないんだい!」
母親はこの時に及んでも、娘を激しく罵倒します。
そんな母親をオーガは穏やかな目で見つめています。
「お母様、あなたの不幸はあなたのせいではないかもしれません。
けれど私にとって、あなたの仕打ちはあまりにも辛かった……」
「はぁ?何を言ってるんだい、さっさとこれをどかしな!」
「お母様、助けてほしいならそう仰ってください。『助けて』と」
「プリシラぁぁ!」
母と娘の対峙を見つめていたクロードですが、火を見て一刻の猶予もないと気付きます。
「ここでこれ以上争うのは無駄だ。まずは母親を連れてここを出るんだ!」
オーガはクロードを静かな目で見ると、大きな手でつかみ取りました。
なす術なく掴まれたクロードは、そのまま窓から外へ放り出されます。
放り出された外に火はなく、そこにはちょうどライザがいました。
「クロード!大丈夫なの?」
ライザはクロードのことを心配して声をかけますが、クロードは呆然としています。
火の中では、オーガが母親を静かに見つめています。
いよいよ屋敷が崩れていき、村人たちはオーガを倒せたと喜びます。
しかしオーガは火の中からゆっくりと姿を現し、その身は傷ひとつありません。
オーガがひと声叫ぶと、村人は叫び声をあげて逃げていきました。
クロードはオーガの側に歩み寄ります。
「母親はどうした?」
クロードの問いに、オーガは無言です。
「見殺しにしたということね?」
代わりにライザが答えます。
「これが人々が出した答えですよ。相容れないものたちは、こうなるしかない」
オーガの言葉に、クロードも答えます。
「そうかもしれない。でも僕はあなたにも母上にも村人にも、争ってほしくなかった」
オーガは静かに聞いていました。
「クーデグラースの隊長は、慈悲の心など持たぬ方と聞きましたが、違いますね。
いいえ、正確には変わったのでしょうね、きっと」
オーガは穏やかに話します。
「あなたはとても優しい方です。そしてあなたのお兄様とよく似てらっしゃる」
オーガの言葉に、クロードは意外そうな表情をしています。
「ケインは鍵を手に入れたそうですよ。擬神兵の秘密を解き明かす鍵だそうです」
オーガは少しずつ歩みながら、クロードに伝えます。
「最後の戦いがまもなくきます。私もそこで戦い、死ぬつもりでいます」
「ま、待ってくれ!」
クロードは慌てて止めようとしますが、オーガの巨体を止める術はありません。
「君は他の擬神兵とは違う。人間の心をもっている。和解の道を探すんだ!」
クロードはオーガの人間性を感じ、戦わない道を勧めます。
「まだ遅くない。あなたならわかるはずだ、人の心をもつ君ならば!」
オーガは軽く振り返り、つぶやくように答えます。
「人間?いいえ、私は見ての通りの獣ですよ。人と共に歩むことはできない存在です」
オーガはさらに語ります。
「あの火を見て下さい。あれは母が選んだ道です。美しいでしょう?」
オーガは母親のことを思い出していました。
少女だった頃のオーガにとって母親は恐ろしい存在でしたが、憧れでもありました。
落ちぶれていても、気高く美しかったからです。
「最後の時まで母は、あの母のままでした……」
オーガは寂しげに語ります。
彼女の母親は最後まで娘に助けを乞わなかったようです。
「クロードさん、ライザさん、さようなら。次にお会いするのはきっと戦場です。
違ったところでお会いできたらいいですけれどね……」
オーガは哀しげに話し、クロードたちの前を去っていきました。
かつて神だった獣たちへ最新話を無料で読む方法はU-NEXTでできます!
今なら31日間無料体験実施中に加え、新規加入で600円分のポイントをゲットできますので、かつて神だった獣たちへ最新話を実質無料で読むことができます!
ぜひこの機会にこちらから↓

かつて神だった獣たちへ66話感想!
オーガと母親は結局哀しい別れ方となってしまいました。
母親が許しを乞うてくれたら、仲直りもできたのかもしれませんね。
しかしどこまで娘を許せない母親だったようです。
クロードの優しさはオーガにどんな影響をもたらすのでしょうか?
次回のかつて神だった獣たちへが掲載される別冊少年マガジンは4月9日に
発売されます。
かつて神だった獣たちへ67話のネタバレはこちら