2021年1月29日発売のまんがグリム童話3月号掲載の「金瓶梅」についてネタバレをまとめました。

目次
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【前回のあらすじ】
周家の正妻ウエイの元に、知事の奥方水蓮が客人としてやってきます。
水蓮は人とほとんど話をすることができず、唯一心を許しているのがウエイでした。
ウエイにとって水蓮は自尊心を満たす相手でしかありません。
水蓮は夫の高利とまともに話せないことを悩んでいました。
ウエイは見当違いの助言しかできません。
見かねた春梅は、水蓮が動物を通してなら話せることに気付きます。
美々の猫を通して夫の高利と話すことができた夫妻は、絆を深めたのでした。
動物嫌いのウエイは水蓮が猫と共にいることに激怒しますが、猫に反撃されます。
ウエイは猫にひっかかれ、周家の二人の妻の亀裂はさらに深まるのでした。
金瓶梅215話ネタバレ!
知事高利の妻、水蓮には双子の妹加蓮がいました。
水蓮の悩みが解決したことを知り、加蓮も春梅に悩み事を相談しに来ました。
人とほとんど話すことができない水蓮とは対照的に、加蓮はとてもおしゃべりでした。
加蓮も夫との仲で悩んでいる様子ですが、まともに聞き出すことができません。
春梅の住む西の棟の賑わいを知った巧二児が、双葉に事情を聞きだします。
春梅を頼って加蓮が来たことを知り、巧二児はおもしろくありません。
(どうしてみんな春梅さんばかり……)
春梅は加蓮の悩みを知っても、どうすればいいのか何も思い浮かびませんでした。
もう少し話をすれば解決策がきっと見つかりますから、と話して安心させます。
水蓮は周家で仲の良い美々に会いに行きました。
美々は猫のミャオミャオを水蓮に託してくれた相手でもありました。
水蓮がミャオミャオを通して美々と話をしているのを見て、巧二児は思いつきます。
「私は春梅さんと仲良しで、よく悩み事も解決してあげてるんですよ」
春梅にも頼りにされていると知った水蓮は、巧二児に妹のことを話してしまいます。
話を聞いた巧二児は、静かに何かを考えている様子でした。
その夜、菊軒が春梅の住む西の棟に来ました。
寝所に入りながら加蓮のことを話すと、菊軒は加蓮の旦那様を知っていました。
加蓮の夫建哲は菊軒の学友であり、彼を真面目で豪傑な男と認めていました。
(旦那様と気が合う友人ということは、かなり生真面目な男なのでは?)
春梅は夫の性格をよく知っており、仲良くなれるタイプも熟知していました。
「では建哲さんと加蓮さん御夫妻を、一度お招きしたいと思います」
「ふたりのためなのだな。わかった、わたしも協力しよう」
一方、巧二児はひとり寂しく寝ていました。
(春梅さん、旦那様が私のところにも行くよう頼んでくれればいいのに)
春梅が自分を気遣ってくれないと不満を募らせるのでした。
(気が利かない春梅さんの代わりに、私が動かないと)
翌日、巧二児は夫妻が来ることを知ると、自分も娘の美々と同席したいと言います。
「ニャオニャオは元々は美々の猫でしょう?今度も幸運をもたらしてくれるわ」
話を聞いた春梅は、巧二児を信頼しているため、あっさり了承します。
建哲と加蓮夫妻がやってきました。
建哲は体も大きく、想像以上に無口な男でした。
「なぁ、建哲、おまえは加蓮殿をどう思っている?」
菊軒はいきなり建哲に質問してしまいます。
建哲に妻のことをさりげなく聞いてほしいと頼んだ春梅は、ぎょっとします。
「加蓮は私の妻だ」
「そうか、わかった」
あたりまえのことしか話さない二人に、頭を抱える春梅でした。
美々がぐずるため、西の棟にいけない巧二児は少し苛ついていました。
そこへミャオミャオを連れた水蓮が遊びにきます。
水蓮は加蓮のことが心配で、こっそりついて来てしまったのです。
「巧二児は加蓮さん御夫妻が仲良くなる方法を見つけてしまいました」
それを聞いた水蓮は、自分も何でもすると猫を通して話すのでした。
巧二児が加蓮と春梅のところへ来ました。
巧二児は意外にも、加蓮のおしゃべりの速さに難なくついていけていました。
(わぁ、巧二児さん、すごい……)
素直に感動する春梅のところに、双葉が旦那様がお呼びだと来ます。
春梅がいなくなると、巧二児は隙を見て、加蓮に耳打ちします。
「加蓮さんと旦那様が上手くいく方法、わかったわ。言う通りにしてくれる?」
巧二児は加蓮を、美々と水蓮のところへ連れていきます。
「私ね、すごくいいこと思いついたの。加蓮さんと水蓮さん、入れ替わったら?」
巧二児はふたりに説明します。
おしゃべりな加蓮と無口な水蓮が入れ替れば、普段と違う自分を見せてあげれます。
きっと旦那様だって飽きることなく愛してくれる、と巧二児は言います。
納得した水蓮と加蓮は、入れ替わりを承諾してしまいます。
一方、建哲は春梅に相談があると言いに来ました。
建哲は気まずそうに、少しずつ話します。
「妻が少しでも、静かにしてくれれば、私も話せるのだが」
「よくわかります。それは奥様もお悩みですから、御理解をしてあげて下さい」
宴が始まると、巧二児が美しく装った加蓮を伴って現れます。
実は水蓮が加蓮と入れ替わっているのですが、春梅もすぐには気付けません。
しばし妻を見つめる建哲を見て、目論見通りだと巧二児はほくそ笑みます。
(ほら、ごらんなさい。これで春梅はきっと私を第三夫人に推すわ)
しかし建哲は、ぽつりとつぶやきました。
「あなたは加蓮ではないですね。ということは姉の水蓮さんですか?」
あっさり見抜いた建哲に驚いた水蓮は泣き出してしまいます。
ミャオミャオを連れてくると逃げ出した巧二児は、内心慌てていました。
(え~!こんなはずじゃなかったのにぃ!)
巧二児は耳からミャオミャオを奪い取ると、水蓮の元へ走ります。
美々とおしゃべりをしていた加蓮は、美々にあるものを手渡されていました。
ミャオミャオを抱いた水蓮は、ようやく事情を話し始めます。
「実は巧二児さんの提案で、加蓮が旦那様とうまくいくよう入れ替わったのです」
巧二児は慌てて話を合わせます。
「そうなのよぉ!加蓮さんはおしゃべりだから嫌われてるって。だからね~」
そこへ美々を抱いた加蓮がやってきました。
加蓮は普段のおしゃべりがなくなり、穏やかに微笑んでいます。
加蓮が黙っていられたのは、美々に渡された飴玉のおかげでした。
飴玉のおかげで夫と向き合うことができた夫妻は、お互いの想いを知ります。
「君は大事な人だから、ね。水蓮さんかどうかは、わかるよ」
こうして夫妻は絆を深めたのでした。
よくわからないけど、うまくいったと巧二児は嬉しそうに春梅に声をかけます。
「ねぇ、旦那様は私のことを?」
「巧二児さんを見直したそうです」
「それだけ?春梅さんも?」
第三夫人に推してくれないことに腹を立てた巧二児は、そっぽを向いてしまいます。
苛ついた巧二児は、正妻ウエイの召使い初葉に、告げ口をしてしまいます。
「春梅さんってば、水蓮さんの妹の相談で、役立たずだったのよぉ」
それを初葉から聞いたウエイは、嬉しそうに高笑いするのでした。
「春梅なぞ、この程度の女よ!」
笑うウエイの顔は、猫のひっかき傷でさらに醜くなっているのでした。

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金瓶梅215話感想!
水蓮と加蓮が正反対だったのは面白いですね。
そして今回は巧二児の思い付きでしたが、その結果を助けたのは美々でした。
美々ちゃんは今後も活躍しそうな気配ですね。
次回の金瓶梅が掲載されるまんがグリム童話4月号は2月27日に発売されます。