漫画最新話ネタバレ

【毎月更新】こはる日和とアニマルボイス最新話17話ネタバレと感想!

月間ASUKA8月号(6月24日)発売、こはる日和とアニマルボイス【第17話】のネタバレ・感想をまとめました。

前回のあらすじ

前回は番外編で、ひより視点で犬達と猫達の真樹を巡っての戦いが繰り広げられました。

そして、その場を収まったのもやはり真樹が帰ってきたおかげなのでした。

こはる日和とアニマルボイス【voice17・ファームインで酪農体験!】ネタバレ

「小陽くん、やっぱりここにいた!」

「あっ朝比奈先生お久しぶりです。

今年の春も忙しかったみたいですね」

大学のゼミ室。

そこに朝比奈が駆け込んできました。

「うん! やっと解放された~! あそぼ~!!」

「ああ、犬のワクチンの時期ですね」

「そうそう~、やっと休憩入れたから佐伯家で待ってたんだけど誰も帰ってこないし~。

小陽くんは平日も勉強しにきてるの?」

「はい、大学のオープンキャンパスで友達になった子達が非常に優秀で焦っちゃって…放課後も白石さん達にお世話になってるんです」

「頑張ってるね…でも詰め込みすぎも良くないよ。

たまには休憩しなきゃ…ってことで、今度の連休を利用して俺がどこかに連れて行ってあげるよ!」

朝比奈の提案に、小陽は嬉しいけど出かけてばかりな気が、と吐露します。

しかし遊びたくてしょうがない朝比奈は半ば強引に進めます。

「大丈夫! 一日たっぷり遊んで夜は真樹と俺で勉強を見てあげよう!」

「俺は行かんぞ」

「はいはい。

小陽君はどこに行きたい?」

「うーん、動物園と水族館は行ったからなぁ…あ!

登別のクマ牧場や剣淵のアルパカ牧場ってのもいいですよねぇ。

アルパカに触れるんですって、きっとモフモフですよ」

「これだけ毎日モフモフの生活を送りながらなおモフりたいんだね」

と、そこでかおりがタブレットPCを手に提案してきました。

「小陽くん! 羊はいかが?」

そこに映っていたのは、肌の黒い羊でした。

「羊…顔が黒い!」

「ああサフォーク!」

「そう! 一般的にみんなが知ってる顔の白い羊はメリノ種やコリデール種よね。

サフォーク種は食肉用の羊よ。

士別市はね、サフォークランドってキャッチフレーズでサフォークの飼育に力を入れてるの!」

「ファームインって羊牧場に泊まれるんですか!」

「そうよ! 牧場でのんびり~、直営レストランで新鮮でおいしいジンギスカン!」

ジンギスカン、という言葉につられて行先は決まりました。

と、そこで小陽が気が付きます。

「ん? 白石牧場…あれ? ここは…」

「私の実家でーす! 真樹さまと一緒に来てね!」

 

そうして、小陽達はかおりの実家の牧場へと赴いたのでした。

車にて、眠っていた真樹は目を覚まします。

「………ここは…どこだ?」

真樹の傍にはミニブタのピーちゃんが。

「お前も連れてこられたのか?」

と、そこに窓から小陽が覗き込んできました。

「真樹さんおはよう。

ここは士別、白石さんの実家の牧場だよ。

ピーちゃんはいつの間にか紛れてついて来ちゃったんだ…飼い主さんには連絡してあるから」

真樹は来る気など無かったのに、いつの間にか眠らされて連れてこられていたという状況の犯人が朝比奈であることを察し、外に出て蹴りをかましました。

「あいた!!」

と、そこにかおりとその家族がやって来て挨拶を交わしていきます。

真樹に「ふつつかな娘ですが」と婚約前提のような挨拶をするかおりの父と母。

それを誤魔化すように、かおりが言いました。

「とにかく真樹さま、のんびり過ごして日頃のお疲れを癒して下さいね。

朝比奈先生と小陽くんも楽しんでいってね」

「お世話になりますー!」

そこで、かおりの弟である稔もやってきます。

「先生方、小陽いらっしゃい!」

「稔くん! 久しぶり、って感じはしないね」

「昨日も話したからな。

よう! ひよりもよく来たな!」

ひよりやピーちゃんを撫でて、稔は連れていた犬を紹介します。

「こいつは牧羊犬見習いのボーダーコリー、ヴィヴィアンだ」

「可愛い~」

と、そこで稔が呼ばれ、小陽に提案します。

「着いて早々だけどサフォークの餌やり見に来るか? めん羊舎はここから少し離れたところにあるんだ」

「行きたい!」

その旨を朝比奈達に伝え、一足先に小陽はめん羊舎に行くことに。

「僕でも手伝えることがあるならなんでもやるよ」

「よろしく頼むな。

こちらスタッフの不動さんと九十九さんだ」

 

不動さん達にトラックを運転してもらい、めん羊舎についた小陽。

「どうぞ」

激しい羊の鳴き声の中、稔に促されて中に入るとたくさんのサフォーク達が。

「何頭いるの?」

「今は千頭くらいかな」

「稔くんは毎日サフォークの世話を手伝ってるの?」

「休みの日はな。

平日は朝の餌やりくらいしか手伝えないけど」

「牧場の手伝いしながら勉強とか大変だよね?」

「いや勉強は学校でしかやらねぇけど?」

「そう…なんだ」

「よーしじゃあまずは子羊にミルクをやるぞ」

ペットボトルに入ったミルクを子羊にあげる小陽。

その可愛らしい様子に顔が綻びます。

「一生懸命飲んで可愛いなぁ~!

結構力強いね!」

「気をつけろよ。

気を抜いたら怪我するぞ」

すると、九十九さんから素敵な提案が。

「抱いてみるかい?」

「いいんですか!」

そして、抱いてみると。

「ふかふかだけど身がぎっしり詰まってる感じ! 犬とは全然違う抱き心地だよ」

しかし、稔が言いました。

「そいつは二ヶ月後には出荷する」

「えっこんなに小さいのに…?」

「ラムは生後一年未満の羊の肉。

マトンは二年から七年の羊肉なんだ」

「そっか…」

バインダーの書類を確認しながら、一等の羊を指さして稔は言います。

「こいつはもう明日にでも出荷されるだろうな」

小陽がその子に目をやると、後ろ脚を引き摺るように歩いていました。

(あ…足が悪いから…)

「今夜はジンギスカンだって言ってた…。

こんなかわいいサフォークを見てから食べるのは少し辛いけど、美味しくいただかないとね」

「それでいい。

美味しいって言って食べたらそれでいいんだ」

笑う稔に、小陽も笑いました。

「さあ餌をやるぞ」

「君たちにもあげようね~」

小陽が次々に餌を上げていくうち、稔がストップをかけます。

「個室のやつらは薬混ぜるから待ってくれ。

そいつらはお腹にガスが溜まったり虫が入って治療中でな。

サフォークは産まれる数が少ないし病気に弱くて飼育に手間暇がかかるんだよ」

それを聞いて、個室のサフォーク達に早く良くなるといいねと声をかける小陽。

「俺が獣医を目指したのはサフォークをいつでも診てやれるようにしたかったからなんだ」

「そうだったんだね」

「小陽が獣医を目指した理由は? 朝比奈先生に憧れて…とか?」

「うん、朝比奈先生みたいになりたいって思うよ。

白石さんやラボの生徒さん達にも憧れてる。

真樹さんの周りの大人の人は皆超エリートなんだよ」

サフォークの頭を撫でながら、小陽は言いました。

「僕は将来、真樹さんの役に立てるような獣医になりたいんだ」

「また真樹さま?」

「また?」

小陽が聞くと、稔は少し頭を抱えながら真樹に心酔するようになった姉のことを話しました。

「まあ俺も、あれほど姉ちゃんを夢中にさせる人ってどんな人だろう…ってのがオープンキャンパスに行ったきっかけだったけどさ」

なんて話していると、不動さん達が次行きますよと声をかけてきました。

外に出てみれば、大型トラックに積まれた牧草ロールの山が。

「わっ大きいのきた!」

「牧草ロールだ。

サフォークのエサや寝床に使われるんだ」

「真樹さん達もこっち来てるかな…」

と、目を向けてみれば案の定サフォークに埋もれた真樹の姿が。

そんな中、朝比奈もやって来ました。

「小陽くーん! 俺もちょっとお手伝いしてるんだけど、ぜんぜん診察終わんないんだよね!!」

ぼやく朝比奈ですが、小陽は稔に声をかけられます。

「小陽! こっちで毛刈り手伝ってくれ」

「あ、うん! 僕でも出来るかな?」

「小陽くんは器用だから多分できるわよ」

そんな様子を見て、朝比奈は気付きます。

「……ハッ! まさか今回のお誘いは働き手確保のために!?」

「そんなことないですよぉ~」

と、かおりは笑うのでした。

 

そうして、よる。

「みなさんお疲れ様でした! 生ラムジンギスカン召し上がれ!」

レストランにて、かおりが焼きたてのジンギスカンを用意してくれたのです。

「まずは塩こしょうでどうぞっ」

「美味しい!」

「本当に臭みがない!」

ひよりやピーちゃんも美味しそうにラム肉にがっつきます。

「こんなに美味しいジンギスカン初めてだよ!」

小陽が稔に言うと、稔は笑いました。

「そうだろ!」

 

それから、一夜明けて、朝からお昼にかけてまたそれぞれサフォーク達のお世話をして、あっという間に夕方に。

「白石さんお世話になりました!」

「小陽くん函館に返すのが惜しいわ…」

「いつでもバイトに来てくれていいんだぞ。

なんだったら就職でも…」

小陽をスカウトしようとする白石夫婦。

「就職はしねぇだろ…。

じゃあ、またな!」

稔に、小陽は黙って頷きました。

「私はもう一仕事してから函館に帰ります」

「気をつけてね」

車に乗ろう、という時に小陽はめん羊舎の方を見ます。

「どうしたの? 小陽くん」

「サフォーク達ってずっと鳴いてるなあ…って思って。

なんて言ってるのかな?」

「私も知りたいです」

「白石さん」

「家畜なのでなんて言われてるいるか聞くのが怖いですけど…」

その間も、鳴き続けるサフォーク達。

その声を聞いて、真樹は。

「かおり…」

突然の呼び捨てに、かおりは目をハートにして手で口を覆います。

「…とサフォークが言っている気がする。

あとみのる…それから白石父と母の名前が…不動さん? 九十九さんとは?」

「スタッフさん達だよ!」

「世話をしてくれてる人間の名を呼んでいるんだな。

そろそろ夕飯の時間らしい。

ビート入りの甘いご飯を楽しみにしているようだ。

ここで育つ羊達は幸せだな」

その言葉に、かおりは強く頷きました。

「はい」

それから、車の中でひよりを抱きながら小陽は考えます。

(動物が好きってだけじゃ駄目なんだ。

もっと知らなきゃいけないことがたくさんある。

真樹さんやひよりに、一緒にいて良かったと思ってもらえるような人間にならなきゃ)

再び、決意を固くした小陽なのでした。

こはる日和とアニマルボイス【第17話】感想

今回、羊がメインの回でした。

黒い肌の子達が食肉用だとは知らなかったので勉強になりました。

しかし、小陽の「かわいいサフォークを見てから食べるのは辛いけど」というのかとてもよく分かりました。

本当に。

それでいて、稔の美味しいって言って食べたらいい、というセリフは言わば飼育者の目線なのかな、と同時に家畜への感謝の思いもあるんだろうなぁと。

命を頂くことに感謝をするってやはり大事ですね。

当たり前なのですが……。

次回はどんな動物が出てくるのか楽しみです!