令和3年4月5日発売の花とゆめ9号掲載の「執事・黒星は傅かない」についてネタバレをまとめました。

【前回のあらすじ】
名家である西園寺家に仕える執事の黒星は自由奔放で変態、でも優秀です。
そしてお嬢様である紫を溺愛してます。
新しい学校にすれ違いと様々なことがありましたが、晴れて二人は両想いになるのでした。
しかし、今度待ち受けていたのはおじい様の試練でした。
試練によりいなくなった黒星を紫は追いイギリスへ飛び立ちます。
そこにはスティーヴンの邸にいる黒星を発見し、紫もメイドとして残ることにします。
更に黒星の義弟であるマリウスに出会い、何故かマリウスを避ける黒星がいました。
黒星が大好きなマリウスとの仲を取り持とうと紫は奮闘するのでした。
そんな時、黒星の父であるオリヴァーの見舞いに行け、とスティーヴンは当主として黒星に命令を出すのでした。
執事・黒星は傅かない35話ネタバレ!尾行と父と黒星
え!?黒星を尾行!?と大きな声で驚くマリウスに紫はシーと手を伸ばします。
だから私服なんだ!でも黒星をつけるなんて大変そうとマリウスは答えます。
昨日黒星が命令を受けてる時に傍にいた紫は黒星にタクシーで行ってね、とスティーヴンが言っていたことを思い出します。
そして今朝スティーヴンに呼び止められこっそり紫にも命令をしました。
何のために私も行くんですか?と聞くとスティーヴンは強いて言えば緩衝剤?と言われるのでした。
でもいいな僕も行きたかった!と口を尖らせながら言うマリウスにお見舞いダメなの!?と紫は驚きます。
そんなことより修業しなさい!と父様は厳格な人でとても怖いとマリウスは震えながら答えます。
でも僕が小さい時に熱を出したら一晩中傍にいてくれたと話します。
僕は父様も兄様も大好きだから早く仲良くしてほしいな、と遠くを見つめます。
そんなマリウスを紫は切なそうに見つめるのでした。
タクシーに乗った紫は前のタクシーを追ってください!と伝えます。
なんかドラマみたいなこと言っちゃった!と紫が顔を赤くしている時、前のタクシーに乗る黒星は口元に手を当てていました。
この黒星がお嬢に尾行される日がくるなんて!と既にバレていました。
更にばふーばふーと息を荒くし、愉悦と高揚感はご褒美!と興奮を抑えれません。
ありがとう!ついでにスティーヴンはナイス!と大喜びなのでした。
それにしても病気かだいぶ悪いのだろうか、と黒星は窓の外を眺めます。
スティーヴンは病状については言わず自分の目で見ておいで、と言われたと思いします。
そのまま見舞いに行かなかったのでとうとう命令されたのでした。
まさかあの男がね、と黒星は昔の事を思い出すのでした。
そろそろスティーヴン坊ちゃんと距離を置けとあれほど言っただろうと声がします。
小さな黒星は下を向き、ごめんなさいと言います。
罰として庭の一番北側の水道周りを掃除しなさい、と言われゴシゴシと小さな黒星はこすります。
スティーヴンとの思い出を思い返しながら涙ぐみます。
その後も父からの厳しい訓練が続きます。
そんな傍ら、誕生日を迎えた黒星はニッコリを母とほほ笑みあいます。
父様はまたいないんだねと言う黒星に今夜は特に忙しい日だからごめんねと母は言うのでした。
そんなある日、ゴホゴホと寝込む母の姿がありました。
父様を呼んでくると言う黒星に父様の信頼に関わることだから、と断ります。
顔を歪ませる黒星に移ったらいけないからあっちの部屋にいきなさい、と言うのでした。
黒星は母の部屋のドア前でうずくまり膝を抱えていると辺りは真っ暗になりました。
するとガッチャと音が鳴り父が帰ってきました。
母様が具合が悪いんだ!と駆け寄り訴える黒星に、いいからお前はもう寝なさいと言います。
そして、明日も早くから仕事だぞ、と言う言葉に頭が真っ白になります。
いつも仕事って父様は俺達のことなんてどうでもいいんだ!と黒星は告げるのでした。
ある日のこと、喧嘩をして帰ってきた黒星に怒鳴る父を母は止めていました。
きっと理由があったはず!と言う母響子にどんな理由でもやったことに変わりはない!と言います。
フェリス家やヴァレンタイン伯爵家、スティーヴン坊ちゃんの名前にも傷をつけた!と怒るのでした。
そしてある日、日本に行こうと思ってると言う響子の話にそうか、と父は一言言うのでした。
月日は過ぎ、学ラン姿の黒星が帰ると響子は泣いていました。
あの人からの手紙、黒星のことを報告したくて手紙を書いたら返事が来たと話します。
手紙を受け取った黒星は顔を歪ませ、再婚して新しい子供ができた?と声に出します。
おめでたいことなのに涙が止まらないの、と母は言います。
そういうとゴホゴホとせき込み、その手には血がつき入院することになります。
そんななかでも母は黒星の頬に手を当て、愛してるわと言い、この世を去るのでした。
葬儀には父は来ず、親戚たちも冷たいもんだと噂し、黒星の目には光が消えるのでした。
走るタクシーのなか、父の病院へ向かう黒星は思い出したくないことばかり止めどなく溢れてくる、と遠くを見つめているのでした。
病院へ到着した黒星は受付で尋ねます。
すると、今日退院されたと告げられ目を丸くするのでした。
そんな黒星を気合を込めて紫は尾行していました。
と、突然ガタンと後ろで音が鳴ります。
振り返ると男性が倒れており、駆け寄ると男性は驚いた顔で紫の方へ振り返るのでした。
大丈夫ですか!?と思わず日本語で声をかけた紫は改めて英語で話します。
そんな紫が差し伸べた手を取った男性は久し振りの日差しに目がかすんでしまった、恥ずかしいと話し、ベンチへ座ります。
久し振りに日本語が聞けて嬉しくなったと話す男性は前の妻が日本人だったと話します。
妻はだいぶ前に亡くなったと言い、後悔を口にし、頭を抱えます。
何年経っても、と涙を浮かべるのでした。
その横で紫は両親の顔を思い浮かべるのでした。
一方その頃、スマホを片手に黒星はスティーヴンは連絡着かないしどうなってんだとイライラしているのでした。

執事・黒星は傅かない35話ネタバレ!尾行と父と黒星感想
黒星の過去と思いが明らかになってきましたね!
次回の執事・黒星は傅かないが掲載される花とゆめ10.11合併号は4月20日発売です。
「執事・黒星は傅かない36話のネタバレはこちら」