2020年12月21日発売の週刊ヤングマガジン4·5号掲載の【マイホームヒーロー】についてネタバレをまとめました。
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目次
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【前回のあらすじ】
村の掟から家族を守りたい零花。
厳しい監視の目からなんとか逃走しました。
どうやって逃走したかを説明するには数分前に遡ります。
淡々と儀式をこなしていた零花は、村人が祭りのイベントに夢中になるタイミングを見計らいました。
自らの頬の内側を噛み切り着物に擦り付け、生理がきて苦しいと梨田に助けを求めます。
生理が収まるまでの間、着物を着て祭りに出てほしいと頼んだのです。
あまりにも必死に頼むので梨田はきっぱりと断れません。
結局渋々ながら交代することにしました。
この様子は何人かの村人に発見されていたものの、遠目で見ただけなので何をしているのかまでは分かりません。
零花の逃走が発覚したのは9分経った後のことです。
村人らは祭りに泥を塗った零花を必死に探します。
古くから当たり前のように続いてきた祭りは、村人にとって何よりも神聖なものだったからです。
郷一郎によると昔の歌仙も零花のように反抗的だった時があった様子。
でもいつか村の掟を理解する時がくると思っています。
郷一郎と天照の指示で村人達は零花の捜索を始めました。
滞りなく進むはずだった村の祭りは一人の少女によって大混乱。
でも零花にとって村の変な掟を守るより家族が大切です。
追っ手を差し向けられた零花の運命は如何に!?
零花と真正面から対決した月夜見が見落としていたものとは?
天照(てんしょう)と郷一郎が中心になって行われた零花の大捜索。
いくら必死に探しても居なくなって9分経っているので、そう簡単には見つかりません。
力の限り走り村人達をじわじわと引き離す零花。
背後をふと振り返ると彼女の監視役である月夜見が立っていました。
月夜見は長年零花とその家族を護衛·監視してきた男。
だから祭りに泥を塗った人間をこのまま村の外に出すわけにはいきません。
オメガミ様は滝に潜ったぐらいでは死にませんと話す月夜見に、零花の怒りのパンチとキックが炸裂。
「お母さんをっ!化け物みたいに言うんじゃねぇよっ!」と完全に敵対モード。
月夜見にとってオメガミを疑うことは背信行為。
それは看破できないと羽交い締めにして反撃し彼女を連れ戻そうとしました。
これから厳しい折檻が待っているはずです。
一体家族と暮らすことの何が悪いのか…。
零花がどう思おうとあの哲雄という父親は、歌仙を村から連れ出し堕落させた男。
そんな男から母子を守ることのどこが悪いと月夜見は言いました。
諦めたかに見えた零花は自らの肩を外して脱出、油断した月夜見の顔に膝蹴りをお見舞いし去っていきます。
一体何を見落としていたのか…。
そういえば以前零花の母親は父親に「村から救い出してくれてありがとう」と言っていました。
彼女は村に住むことは娘の為にならないと思ったようです。
正しいか正しくないかはそれが信じられるか、ただそれだけのこと。
月夜見はこの日家に帰って自分の何が間違えているのか、じっくりと考えることにしました。
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マイホームヒーロー121話零花の家族への想いは絶対!の感想
ある日突然自分や大好きな家族が村の掟に従わなくてはいけなくなったら、ほとんどの人が嫌がると思います。
本人の意思とは関係なく周りの都合に振り回されるのですから。
ところが月夜見のように村の掟が常識だと思う人もいます。
長い間それが当たり前のような環境に身を置いていたら、そうなるのも無理はありません。
でも零花に指摘され見落としがないか考えるあたり、月夜見は自分から変わろうとしている様子。
零花の母親の父親への感謝の言葉が頭に浮かべばそうなりますね。
もしかしたら零花の気持ちを理解する日が来るかもしれないし、来ないかもしれません。
結局正しいか正しくないか判断するのは本人なのですから…。
マイホームヒーロー【122話】が掲載される週刊ヤングマガジン7号は1月9日に発売されます。