2020年12月9日発売のサンデー2・3合併号掲載の「舞妓さんちのまかないさん」についてネタバレをまとめました。
舞妓さんちのまかないさんは全巻無料で読めるか?最短最速安全に読む方法のまとめ
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目次
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【前回のあらすじ】
健太は自転車に乗っている間、昔のことを思い出していました。
そして、自分がいつも以上に頑張るとき、きまってキヨの存在があると再認識したのでした。
舞妓さんちのまかないさん第183話のネタバレ
祇園の夜はつめたくも、しっとりと更けていきます。
ほの暗い、昔ながらの通りに、お茶屋の灯りだけがともっています。
お茶屋さんのお座敷の中では、三味線の音が響き渡っていました。
そして、百子さん姉さんと百はなの舞いが披露されます。
優雅に、艶やかに、二人は舞い踊ります。
お座敷が終わった後、百子さん姉さんと百はなは、お茶屋のおかあさんに挨拶に行きました。
ふすまを開けて、今日はおおきにと言います。
部屋の中の大きな四角い火鉢の前に座っていたおかあさんは、おつかれさんどしたと言ってくれました。
お客のお兄さんがたは、今日の姉妹の踊りはもう最高だったと、大変満足してくれたのだそうです。
おかあさんの顔もすっかり嬉しそうです。
お座敷にあがる前、百子さん姉さんの携帯の事があり、どうかなと思っていたけれど、大成功でした。
おかあさんはそういう事を正直に言いました。
すると百子さん姉さんが、そやけど、と続け、百はなのヒーローが届けてくれると聞いたので集中できたと言いました。
その言葉に、百はなもパッと顔が輝きます。
「うちもどす。」
三人は火をかこみました。
まだ届け人は現れていません。
おかあさんが、ヒーローというのはどんな人かと聞きます。
百はなは、自分の所のまかないさんだと言いました。
おかあさんは一瞬、まかないさんがヒーローさんとはこれいかに、と、混乱しました。
と、百子さん姉さんが、百はなの地元の幼馴染で名前はキヨさん、と注釈をつけてくれます。
百はなは、ずっとうちのヒーローだと言いました。
いっぱい助けてもらったのだと、昔話を語り始めます。
「たとえば…」
小さい頃、使われていない小屋を秘密基地みたいにして遊んでいたことがありました。
小屋といっても、トタンで3方をかこんだ小さな物置きに、ななめの屋根がついているだけものです。
ちょうど、ちいさなバスの待合所のような雰囲気です。
ある日、お母さんとケンカしたすみれは、家に帰りたくなくて、そこで一人で泣いていました。
夏のおわりで、夕方に近づいてきて、少し寒くなってきます。
おしりはつめたく、泣いて頭も痛くなってきて、ちり紙もなくなってしまいました。
すみれは必至で手で涙をぬぐいます。
くやしくて、帰りたくなくて、そこに座っていたら――。
「あ、いた。」
キヨがひょっこりと顔を出したのです。
いつもの、なんでもないような顔をしたキヨは、やっぱりここだったと言い、すみれに近づきました。
すみれはちょっと泣き止んで、キヨの名前を呼びました。
キヨはすみれの隣にちょこんと座りました。
実は、すみれの家族が探しているという電話をきいて、キヨはここだと思ってこっそり出てきたのです。
そして、一緒に食べようと持ってきたおやつを取り出しました。
出てきたのは、アルミホイルに包まれた、イギリストーストのトーストです。
青森名物のイギリストーストを、半分に切って折りたたみ、トーストしてあります。
こうすることで、中のたっぷりのバターが溶け、ジャリジャリの砂糖がパンにしみ込みます。
ほっかほかで、美味しそうな湯気が出ています。
キヨはトーストを持ち上げ、すみれのトーストにこつんとつけました。
「かんぱーい」
すみれもかんぱいと呟いて、サクッと一口食べました。
それは、あたたかくて、おいしくて、すみれは、さっきとは別の涙が出てくるのを感じました。
お口のなかが、ホカホカします。
キヨも甘いねと言いながら、はふはふ頬張っています。
すみれも、うんと頷きます。
キヨはそのまま食べ続け、帰ろうなどとは言いませんでした。
けれど、あったかいトーストをお腹に入れたあと、すみれは、なんだかもう、帰ろうかなという気になったのでした。
その話を聞いたおかあさんは、はぁ~と感嘆のため息をつき、それはヒーローだと言いました。
すみれはニコッと笑います。
すると襖が開きました。
着物を着た女性が、携帯電話を届けに来たという方が見えていると伝えてきます。
おかあさんは、ヒーローにもこちらへ上がってもらって、話でもききましょうかとゆっくり動き始めました。
すみれは温かいお茶をいただき、あの後どうしたんだっけとまた過去の中に戻っていきます。
確か、キヨと話していたら思ったより早く夜がきて、あたりはまっくらになりました。
そのうえ雨まで降ってきて、風が強くなってきて……。
トタン屋根に雨粒が当たる音がすごくて、ちいさな二人はおびえて上を見ます。
どんどん雨が吹き込んできて、二人はふるえながら手を取り合いました。
そしたら、ぬっと誰かが覗き込んできて、キヨとすみれは驚いてー…。
と、おかあさんが百はなを呼び、百はなは現実へと引き戻されました。
届けに来たヒーローが、どう見てもキヨではないという事なのです。
百はなも連れだって、皆は玄関に行きました。
すみませんと謝る声がきこえます。
野月キヨの代理できたというその声は、息をきらせた健太のものだったのです。
すみれの目がキラキラとそれを見つめます。
あの雨のとき、そう、傘を届けに来たのは、健太だったのです。
ヒーローは、二人居たのです。
百はなは驚いたまま、そのことを強く思いました。
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舞妓さんちのまかないさん第183話の感想
いよいよ到着しましたね。
次回も楽しみです。
次回の舞妓さんちのまかないさんが掲載されるサンデー4・5合併号は12月23日発売です。