2020年9月23日発売の週刊少年マガジン43号掲載の「なれの果ての僕ら」についてネタバレをまとめました。
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【前回のあらすじ】
王様ゲームをやると言い出したみきおは、クラスメイトたちを4グループにわけ、王さまには銃を渡すといいだします。
4グループのうちの1つにいた長谷部は、突如暴力的になりその本性をあらわにしました・・・
なれの果ての僕ら36話のネタバレ
「よくいった、小山内、俺が王様だ」
そういって歪んだ笑みを浮かべた長谷部を、桜庭と梶原はにらみつけます。
「今すぐ小山内さんから離れて！」
荒く呼吸をしながら、なんとか上体を起こしていた桜庭は教師の表情となり長谷部にそういいましたが・・・
「あ？」
長谷部は振り向くと、ちゅうちょせずに桜庭を思い切り蹴り出したのです！
床に倒れ込んだ桜庭を、さらに執拗に踏みつけ続ける長谷部を梶原がとめました。
「いい加減にしろ！お前イカれてるぞ！」
その言葉に長谷部は桜庭を蹴るのをやめ、ゆらり、と梶原に振り返ります・・・
「暴力を振るうのはやめろ！」
恐怖を感じながらも必死にそう叫ぶ梶原を、長谷部は見下すような冷たい目で見下ろしました。
そして、梶原の肩に手を置くと、俺のどこがイカれてる？と壁に押し付けながら質問をなげかけます。
梶原は床を睨みつけたあと、こう吐き捨てました。
「俺たちはまだ生きていかなきゃいけないんだ」
その言葉に長谷部は驚いたような、ポカンとした表情になります。
「俺たちが生き残って帰ったらどうなると思う？」
梶原は、長谷部にこれからについて語って聞かせました。
この惨劇を切り抜けた先には元の日常が待っている・・・けれど、元どおりになるためにはマスコミの報道や周囲からの好奇の目を浴びなければならない・・・
そうなれば、自分たちがしてしまった行動が公のものとなってしまう・・・
「小山内たちの指を折ったことも・・・」
梶原は、罪悪感を覚えていた罪の記憶をつぶやきます。
「まっとうに生きていくためには悪意に支配されちゃいけない！」
そう叫んだ梶原に桜庭は同調しましたが・・・
長谷部は梶原・・・と囁くと、いきなり梶原の頬を殴りつけました！
「知るかそんなこと」
そう吐き捨てた長谷部の表情は、絶望の色に染まっています・・・
この王さまゲームが始まる前、長谷部は葉月に声をかけていました。
焼肉をもっと作ってくると席を立った葉月に手伝うよ！と笑顔を向けましたが、かえってきたのはそっけない態度だけです・・・
「彼氏に対して冷たいな・・・」
そういって彼女の肩に手をかけた長谷部は、卑屈そうな笑みを浮かべながら葉月に気になっていたことを尋ねました。
「なんで実験で俺を助けなかったんだ？」
彼の言葉通り、花いちもんめゲームの時彼女は長谷部ではなくネズを選び助けています。
その質問をきいた葉月は振り向きもせずにいいました。
「ネズ以外が必要と思えなかったの」
葉月の言葉に激昂した長谷部でしたが、そんな長谷部に葉月はハッキリとつげました。
「私たちはもう終わり、もうあなたと関わりを持つことが耐えられない、あんな事をするなんて・・・！」
そう気持ち悪い出来事のように吐き捨てた葉月は、長谷部に石井をハリツケにした時のことを思い出せます・・・
なにも言い返せなかった長谷部に、葉月は「私たちが付き合っていたことはお互いのために黙っていましょう」といって去って行きました・・・
葉月に振られた絶望感から暴走した長谷部は「この先とかどうでもいいんだよ！」と叫びながら梶原を蹴り続けます・・・！
それに耐えられなかった桜庭が「もうやめて！」と叫びました！
あなたが王様でいいから！そう言われた瞬間長谷部はニコリと笑顔を見せます。
「思い知らせてやる、俺を捨てたお前のせいで誰かが傷ついたことを！」
そう考えながら、長谷部は小山内や桜庭をみてニヤリと笑うのでした・・・
その頃、葉月がいるグループではだれが王様をやるべきかを話し合い、葉月を推したいという意見がまとまろうとしています。
このグループ内にいた者達は、自分にはリーダーの器はないから、といい王様は葉月にお願いしたいといっていました。
さらに、水野は他のグループは男が王様として選ばれやすいだろうから女の意見もあった方がいいといって葉月を王様にしたいといいます。
それをきいた葉月は、王様となることを引き受けました。
一方、ネズのいるAグループでは山口がネズを睨みつけこういいます。
「アンタに選ぶ権利なんてないんだよ、偽善者が！」
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なれの果ての僕ら36話の感想
長谷部の豹変の理由がわかりましたが、暴力に対して何の躊躇もないところが怖すぎます！
葉月と長谷部の直接対決になりそうですが、殺し合いにならないことを願うばかりです・・・
次回のなれの果ての僕ら37話が掲載される週間少年マガジン45号は10月7日の発売です！
