2020年9月2日発売の週刊少年マガジン40号掲載の「炎炎ノ消防隊」についてネタバレをまとめました。
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【前回のあらすじ】
出生の秘密をさぐりにきたショウは母の焔ビトと遭遇します！
母に見せられたのは、森羅を妊娠し、そして出産するまでの断片的な記憶です・・・
そこには処女受胎で子供をさずかった在りし日の日下部万里の姿がありました。
炎炎ノ消防隊233話守護天使のネタバレ
あれから少し大きくなた森羅は、生まれたばかりの弟を見つめ目を輝かせていました。
そんな森羅の背後では、心ない言葉が投げかけられています・・・
「父親がわからない？」「長男の父親もわからないらしい」「遊んでいるタイプには見えないのに・・・」
その言葉は、弟に喜ぶ森羅の耳には届いていません。
無事に退院した万里たちは公園へとやってきていました。
母の腕に抱かれたショウをみつめる森羅は、ちいさくてかわいいな！と笑顔で母に語りかけます。
「ショウはシンラとお母さんの元に舞い降りた天使ね」
そういって微笑む万里に、森羅はこういいました。
「じゃあヒーローになって俺が守ってやんなきゃ！」
そういう森羅に、万里は「本当にシンラはヒーローなのよ！」と力強く伝えます。
そういわれて照れ臭くなってしまった森羅はそのばでヒーローキックをきめてみせました。
それをじっとみつめていたショウ・・・
そんな、ごくありふれた、暖かな家族の記憶を見せられたショウは、気がつくとまた燃え盛るアドラのイメージの中にいました・・・
目の前にいた焔ビトとなった母をみつめながら、ショウはつぶやきます。
「これは母の記憶、俺と母と兄の思い出・・・」
過去、大災害が起こる前に言われていた伝説では、処女受胎で生まれた子供は救世主となるといわれていました。
大災害とは、人間が想像するイメージを具現化したもの、アドラと世界が一体化することです。
この世界は一度大災害が起きていました。
今この世界に生きている人たちは一度アドラと一体化した世界で生きているため、イメージが関与する世界で暮らしている状態にあります。
つまり、処女受胎した日下部万里は、全人類の思い描いた救世主、ヒーローである森羅を身篭ったということです。
その事実に気がついたショウは「兄は俺にとってのヒーローだけじゃなかった！兄は本物のヒーロー・・・！」とつぶやくのですが・・・
現在の森羅は”親殺しの悪魔”とよばれ、周囲からは悪魔扱いされています。
ヒーローのイメージから生まれたはずの森羅がなぜ悪魔呼ばわりされてしまっているのか・・・？
そして、同じように処女受胎して生まれてきた自分は、ショウは一体なんのための存在なのか・・・
悩むショウの背中に、天使の翼が生えました。
それを見て、ショウは何かを確信したのか母親にむかって不敵な笑みを浮かべます。
「兄は本物のヒーロー、この事実を知るものは少ない、俺が兄を導き守護する！」
そうなのだろう！そう問われた母の焔ビトは、何も言わずに炎の中へと消えていきました・・・
消えていく母にショウは叫びます！
「母！兄を連れ必ず！」
そして、炎のイメージは薄れ、気がつくとショウはまたあの町内会長の前へと戻ってきていました。
まだ元町内会長は話を続けていましたが、ショウは立ち上がるとその場をさろうとします。
「いくぞアロー」
もう話はいいのかと驚く男には目もくれず、ショウはやることができた、と強い眼差しで未来をにらみつけました。
「世界は終わりではない、やることができた！」
そう激しい意志をあらわにして吐き捨てたショウは、アローとともに目的に向かって歩き出しました。
自らの兄を亡き者にしようとしている者に一矢報いるべく動き出したのです！
一方森羅は浅草の第8特殊消防隊の仮設基地にいました。
秋樽は隊員たちにむけてこれからの事を話そうとしています。
大災害の予兆として、まず起こると言われているのが柱の発現・・・
柱は8本あらわれるといわれていますが、現在は7本・・・つまりもう1本が必ず出現するはずなのです！
「東京皇国をまもる消防隊としては黙ってるわけにはいかない！」
そう宣言した秋樽は、森羅に消防隊のモットーを訪ねました。
「国民の人命と財産を守る」
森羅の答えにうなずいた秋樽は、東京を国民の手に奪還する！と宣言します！
その頃、アローはショウにこう訪ねていました。
「森羅日下部は何者だと？」
その言葉に、ショウはいいます。
「世界を救うヒーローなのだと・・・！」
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炎炎ノ消防隊233話守護天使の感想
森羅を救世主にさせないようにしようとしている何者か・・・
いよいよ話も佳境にさしかかり、謎の解明へとむかって話が大きく動き出しましたね！
次回の炎炎ノ消防隊234話が掲載される週間少年マガジン41号は9月9日の発売です！
