2020年11月9日発売の別冊少年マガジン12月号掲載の「進撃の巨人」についてネタバレをまとめました。
【前回のあらすじ】
エレンとの対話の結果、アルミンたちがどうするかは自由にしろ、そのかわり俺は自由にさせてもらうと交渉は決裂してしまいます・・・
一方スラトア要塞には飛行船に乗って逃げようとする者達が集まっていましたが、その場所にも巨人による地鳴らしは迫ってきていました。
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進撃の巨人134話絶望の淵にてのネタバレ
クリスタは叫び声をあげながら、懸命に出産へと挑んでいました。
必死にいきみながら、彼女は何かを思い涙を流します。
一方巨人の波に追われて逃げ惑う人たちは恐怖に怯えていました。
あらゆる民族が、ひしめき流れるようにやってくる巨人の群からなんとかして逃げよう、あるいは鎮まってもらうようにと行動していたのです。
それでも、無常にも巨人たちは感情が一切こもっていない瞳のまま、大陸をただ歩いてきました。
どこまでも続くその行進は家々を破壊し、人々を踏み潰していきます・・・
巨人に追われるようにして懸命に走る人の姿はさながらアリのようです。
彼らは必死に走った後、他に行き場もなく海へと落ちていきました・・・
民衆の中にまだ生まれたばかりにょうな赤ん坊を抱きかかえた母親がいます。
彼女は、懸命に走り逃げながら、子供だけは守ろうとしていました。
それでもそれが叶わないと感じ取った彼女は、必死に赤子を天に掲げ、そして次々に他の人間たちも赤子にむかって手を伸ばし守ろうとします。
・・・そんなおそろしい光景の少し先・・・
スラトア要塞にはなんとか逃げ延びてきた人間達と兵隊が集っていました。
地平線いっぱいに広がる巨人を見つめる彼らには最期の賭けともいえる作戦があったのです。
「飛行船部隊と全ての兵士に告ぐ！ここが最後の砦となる・・・」
重々しい雰囲気の演説は、悲壮な声で語られます。
結果がどうなろうと、この状態になってしまったのは大人の責任である・・・
憎しみを利用して憎しみを育み続けてきた大人が悪い・・・そう語ったのです。
自分たちが解決しきれなかった問題を全て悪魔の島へと置き去りにして、その結果迫り来る巨人という化け物が生み出されてしまった・・・
もしも生き延びることができたのであれば、二度と同じ過ちを犯さないことを誓う！
そう彼は宣言しました。
そして、その演説を聞いていたライナーの母、カリナはライナーのことを思い出していたのです。
「自分があの子を復讐の道具にしてしまった・・・！」
そういって泣き崩れる彼女に、家族達は寄り添い自分もそうだ、お前だけのせいではないといいました。
大人達がそれぞれの行動に後悔をして、そして残された罪のない子供達のために動き出します。
要塞からは一気に飛行船が飛び出していきました！
巨大な骨のドームのような形状をしたエレンの真上へと行こうとした飛行船でしたが、所定の位置に着く前にエレンが動き出してしまいます・・・！
「進撃の巨人に動きが！」
「爆撃を開始しろ！」
エレンが動き出してしまっては所定の位置に辿り着ける可能性は低いと判断され、手前の位置から爆撃を行うこととなりました。
飛行船からはいくつものドラム缶が落とされていき、エレンの骨や周囲の巨人にあたっては爆発していきます。
一気に攻撃を集中させようとした瞬間・・・！
突如、巨人となったジークが地面を掴み取り飛行船目掛けて投げてきたのです！
無数の岩や土がつぶてとなって飛行船めがけて襲来し、上空を飛んでいた飛行船たちは抵抗もできずに爆発し、墜ちてしまいました・・・
「飛行船部隊・・・全滅しました・・・」
その光景をただ見守ることしかできなかったスラトア要塞からは、絶望と嘆きの声が漏れます・・・
「すまない、罪のない子供達よ・・・」
子供達は巨人が近づいてくると怖がり、必死に大人にすがりつきます。
大人達はこの場所で死ぬのだと絶望しながらも、子供を抱きしめました。
すると、子供達が空を指さしいいます。
「あれ、なんだろう？」
彼らが指さした先には飛行艇の姿がありました！
アルミン達が間に合ったのです！
オニャンコポンがひっしに舵を取る中、飛行艇目掛けて石つぶてが放たれます。
その攻撃でアルミンたちはジークがいることを察知しました。
ジークを殺せば巨人たちの動きは止まる可能性がある！
そのためにも”攻撃目標は獣の巨人だ！”とアルミンは全員に叫びました！
そして、彼らは一気に飛行艇から飛び降りたのです！
アルミン達めがけおそいかかってくる石つぶてをみたライナーは、とっさに親指をかみ巨人となりました！
そして、ジークめがけてとびかかり、ついに獣の巨人の動きを封じたのです！
さらに車力の巨人も頭上からあらわれ、エレンの上へとおりたちました！
要塞からその姿を見ていた大人達は口々に「パラディ島敵勢力か？！」と驚いた様子です。
地鳴らしを止めにかれらがきてくれた！その事実に要塞は湧き上がりました！
ついにエレンの元へと辿り着いたアルミンはいいます。
「エレン・・・嫌な質問してやるよ、君のどこが自由なのかって・・・そこから引きずりだした後にね！」
進撃の巨人134話絶望の淵にての感想
アルミンたちがついにエレンの元へと到着しました！
いよいよ決戦・・・！大激闘となるのか、それとも対話で決着となるか・・・！？
次回の進撃の巨人135話が掲載される別冊マガジン1月号の発売日は12月9日です！
