漫画最新話ネタバレ

【毎月更新】トンプソン最新話3話ネタバレと感想!亡者の馬車!

月刊ASUKA7月号(5月24日発売)、トンプソン【第3話】のネタバレ・感想をまとめました。

前回のあらすじ

世の中に蔓延る、都市伝説(フォークロア)の危機から人々を守る為に活動する機関に属するエマとユリヤ。

人が良すぎてポンコツな支部長と共に、活動に励む中、支部長が引越しをすることになったのでした。

トンプソン【case.3 亡者の馬車】ネタバレ

「…はぁ…」

荷車を押しながら、ため息をつくエマ。

「だーーーーーッ!!

量がッ! 多い!!!

おまけにこの支部長の家の前の坂! もうかれこれ5回の往復! そろそろ陽も暮れるわ!!」

耐え切れず文句を叫びます。

「なんで支部からこんなガラクタ運ばなきゃいけねえんだ……」

そこで、ユリヤはキレ気味に返しました。

「…あのさあ。

そもそもアンタの提案だろ。

つべこべいわず運んで下さいよ……。

あのままじゃ片付かないから運び込むしかないんでしょうが」

「量が多すぎんだよ量がよ~。

…しっかし」

顔を上げて、坂の上を見あげます。

「なんだってこんな町外れに住んでんだあの支部長……」

なんやかんやでようやく辿り着くと、支部長が奇妙な人形を抱えながら待っていました。

「いやーっ、ほんっとうに! ほんっとうにありがとう二人とも!

二人のおかげでなんとか支部が片付いたよ!」

「荷物移しただけですけどね」

荷物で埋め尽くされてぐちゃぐちゃになった室内。

「…しかしまさか巨大プリズモから大砲まで支部長の私物だったとは…」

「いやあ…武器の造形がかっこよくてつい…。

まあまあいいじゃないか、そんな事より!

晩御飯はお礼と景気づけにピザ取ったよ~!

パーッとやろうパーッと!!」

「ゴチです!!」

「じゃんじゃん食べてね、経費で落ちるから」

「マジですか!?」

そこで、エマの目にふと写真立てが入りました。

しかし、その写真立ては伏せられたまま。

が、気にする間もなく呼ばれます。

「エマくーん、こっちこっち」

「あ、はい」

エマとユリヤも晩酌準備の手伝いをすることに。

「なんか可愛らしいキッチンですね」

「まあ男の一人暮らしだからあんまり使わないけどね。

普段は支部でラーメンだし……」

「しかしなんでこんな郊外に…街中に引っ越さないんすか?」

「だってこれ持ち家だし…」

「アンタその年で家持ってんのかよ!」

「支部長クラスになると給料いいんすね」

「そんなんじゃないよ。

支部に来た頃はまだあの辺にアパートがなくてさ…。

郊外まで探しに来たら貰い手のない一軒家の大家とはちあわせ…断り切れず…ね…」

そんな支部長の姿をいとも簡単に想像ができてしまう2人。

「でもね、一軒家は男の夢!

隠し扉や隠し通路、屋根裏部屋! 夢と希望が溢れてるでしょ! 」

「アンタだけだよ」

「それにこうやって」

言いながら、缶ビールをテーブルに置く支部長。

そしてエプロンをカッコつけて取り払いながら言いました。

「部下を招いて周りを気にせず騒げるしね!」

「酒!」

「んじゃあ改めまして、支部の片付けお疲れ様でした!

明後日に控える本部監査も無事乗り超え、これからも地方支部として細々ではあるが、三人で頑張っていこう!

乾杯!!」

 

その後、夜もすっかり更けてエマ達は帰ることに。

「いや~、食った食った! 支部長ごちです」

「ごちそうさまです」

「いえいえ。

じゃあ、また明日ね!」

エマと別れ、1人で道を歩くユリヤ。

その時、不穏な空気を感じ取って反射的にその方向を見ました。

しかし、それはただの馬車。

[街には光が灯り始め、昼間とは違う姿を見せる。

日常は非日常へ。

非現実は現実へ。

そして]

支部長の引越しから、数日経った日のこと。

「エマ先輩? 隅々まで捜しました。

でもやっぱりーー…」

ユリヤは建物の屋上に佇んで、電話越しに言いました。

「支部長、行方不明です」

一方で、支部長の家に赴いていたエマ。

「支部長の家は?」

「ダメだ。

明かりもついてなけりゃ近所の人も見てないってよ。

何かがあったのは間違いない」

エマは手袋をはめながら続けます。

「お前は上の方からこっちに向かえ。

俺はこのまま家の中に入る」

「家でいいんですか?」

「まずは昨日俺らが帰ってからの足取りを掴むのが最優先だ。

無事なら無事でいい。

さっさととっ捕まえてラーメンだ!」

「了解!」

その言葉と同時、ユリヤは屋上を飛び降りてその方向へ向かいます。

(都市伝説(フォークロア)が人を選んで襲うことはまずない。

それならGPSが反応するはず。

街に変化なし。

混乱もないし都市伝説の気配もない)

そこで、ユリヤは気付きます。

(気配…? …おかしい。

いくらないにしたって、あまりにもなさすぎる!)

「先輩。

街に都市伝説の気配が全くありません」

ユリヤの声を聞きながらも、冷静に支部長の家に侵入しようとするエマ。

ところが、鍵は開いていました。

(鍵が掛かってない…)

「これって…」

「ああ。

デュラハンの時と同じ現象だ」

家の中に入れば、明かりは点いておらずしんと静まり返った部屋。

ただならぬ気配に、エマは叫びます。

「急げユリヤ!! この街に何か来てる!

支部長はそれに襲われた可能性が高い!」

(落ち着け。

いくら前線に出てないとはいえ、エージェントの一人。

襲われたとしてもタダじゃやられないだろう)

自分に言い聞かせながら、家中を探し回ります。

しかし、やはり姿はありません。

「くそっ!」

と、そこで1箇所だけ厳重に鍵が掛けられた部屋を見つけます。

「ッはは、いよいよ怪しいな支部長……。

悪いが仕事の一環だ」

エマは脚を上げて、鍵元に目掛けて。

「修理代こそ経費で落としてくださいよッ、とお!」

 

その頃。

エマの元に向かっていたユリヤは道中で不気味な気配を感じ取りました。

(なんだ、この気配。

今ーー)

そして、振り返った時。

「……先輩。

支部長、発見しました」

「ああーー…。

こっちでも見つけたぜ。

『亡者の馬車』」

エマが支部長の部屋で見たのは、数々の写真と資料が壁に貼り付けられた状態。

一方、ユリヤが見たのは目がない馬と、顔に仮面をつけた御者の馬車に乗った支部長でした。

「ユリヤ! 下手に手ェ出すなよ! 電話は切るな!

支部長がその都市伝説を調べてた形跡がある。

俺は情報を揃えてそっちへ行く!」

エマからの通話の声を聞きながらも、ユリヤは。

「んなもん、手ェ出すに決まってんだろ!」

その頃、壁に貼られた資料に必死に目を動かすエマ。

(『亡者の馬車』、その名の通り乗り込むと死ぬ都市伝説。

本部の資料で見たことがある。

でもなんだこの量…なんで持ち出し禁止の資料がこんなにあるんだ支部長…!!

いや、今はそんなことどうでもいい。

一刻も早く何か情報を)

机にも広がった資料に目を向け、見つけます。

「‪っ、これだ! 『亡者の馬車』」

[その歴史は古く、目撃証言は一七〇〇年代に遡るが、情報が極めて少ない都市伝説である]

 

対して、ユリヤは御者に攻撃を仕掛けながら、必死に支部長に呼びかけます。

「支部長! 聞こえないんスか支部長!!

支部長!!!」

ナイフを取り出して攻撃するも、ビクともしません。

「絶対に、そこから降ろしてやる。

…支部長!!」

ユリヤが指示を聞かず行動をしていることを知らないエマは、その資料に目を通し続けていました。

「一八六五年二月、トーキョーにて目撃。

乗車している被害者を視認。

救出を試みるも、一切の干渉はできず被害者を乗せたまま馬車は消失した」

まとめられた資料をめくり、読み続けます。

「作戦失敗。

被害状況・死者一名。

一八八〇年、作戦失敗。

死者一名。

一九六三年、作戦失敗。

死者一名。

二〇〇四年、作戦失敗ーー。

二〇二五年……この女……」

エマが見た資料に映っていた女性。

それは、支部長の机に飾られた写真の女性と同じ顔でした。

[馬車の消失後、被害者は全員自宅で発見された。

死因「突然死」

いずれも本部の精鋭が対応するも、一切の干渉はできず作戦は失敗。

被害者総数五名ーー]

写真の女性に加えて資料の内容を理解したエマは慌ててユリヤに指示を出します。

「ユリヤ!! 一旦退避だ!!!」

[以上の事からこの都市伝説を、こちらからの干渉を一切受け付けない規格外の特別階級]

それは、少し遅かったのです。

「その都市伝説は、倒せない!!」

[超級とする]

ユリヤの体は、馬車に呑まれてしまいました。

トンプソン【第3話】感想

ユリヤも実力者なのに馬車に飲み込まれてしまいました。

実態が全くわからない亡者の馬車ですが、ユリヤと支部長は無事に助けられるのでしょうか?

この後、エマがどう行動するのかとても気になりますね。

次回の展開にも期待です。