2021年1月22日発売の月刊ガンガンJOKER1月号に掲載されていた「ヴァニタスの手記」についてネタバレをまとめました。
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【前回のあらすじ】
ミハイルは「NO.71」と名付けられ、モローの人体実験の被験体となる日々が始まります。
やがて彼の体はボロボロになっていきました。
ある日モローは、大きな装置の前にミハイルとNO.69を連れてきて言いました。
「ヴァニタスの書とミハイル達を『リンクさせる』」
ヴァニタスの書が何なのか、それに関してもモローは説明を始めました。
「ヴァニタスの書とは、蒼月の吸血鬼が作り出した幻の書物」
「魔術や錬金術を始め、あらゆる技術が書かれている本の形をした解析機関のこと」
その本を手にすれば、世界への干渉ですら容易に行えてしまうのだそうです。
しかしそれを読めるのは、蒼月の吸血鬼の眷属のみ。
そこでモローは、ミハイルたちを「『疑似』蒼月の吸血鬼」にしようと実験を続けていたのでした。
人間を完全に吸血鬼に変えることはできませんが、本を開く一瞬だけなら可能性があります。
そのために、ミハイルたちは少しずつ「蒼月の吸血鬼」の血を入れられてきていたのです。
強制的に装置に連れて行かれるミハイルたち。
モローはスイッチに手を伸ばしました。
そこへ突然、髪の長い謎の人物が現れ、研究員たちはモロー含め一気に殺されます。
黒い肌をした謎の人物は、ヴァニタスの書を手に取ってやれやれ、と言いました。
その場からさっさと立ち去ろうとするその人物に、ミハイルは大泣きして「僕も連れてって！！」と言います。
謎の人物はミハイルをひょいと抱き上げ、連れて行きました。
お前も来るかい？と言われ、NO.69は縋るように謎の人物の元へ走りだします。
ミハイルたちを助けたのは蒼月の吸血鬼！それを知ったNO.69はすぐさま攻撃に移り…
謎の人物は、モロー達がいた場所から少し離れたところまでミハイルたちを連れてきて言いました。
「ここならもう大丈夫かな」
けれど「町からそう遠くない場所だから、狩人達が追って来てしまうぞ」と言うNO.69。
それに対して、謎の人物は、
「来やしないさ」
「モローがしていたことは、教会のルールに反することだ」
「だから、モロー達のところに駆けつけた狩人は、私達を追いかけるよりも証拠隠滅するほうを優先する」
証拠隠滅とは、すなわち関わっていた研究者たちを殺すということのようです。
謎の人物はひとまず自己紹介をしよう、と提案しました。
ミハイルは元気いっぱいに「僕ミハイル！ミーシャって呼んで！」と自己紹介をします。
謎の人物は、自分には名乗れるような大層な名前はない、と少し困ったように言い、被っていた布を外しました。
ここで、謎の人物の正体が「蒼月の吸血鬼」であると判明します。
そして、「ヴァニタス」と周りから呼ばれているのだとも。
それを知るや否や、NO.69は蒼月の吸血鬼の目を潰しにかかりました。
彼の攻撃の仕方を見て、蒼月の吸血鬼は「君は狩人だったんだね」と少し驚いたように言います。
NO.69は叫びました。
「俺たちを食べるために連れ出したのか！」
「俺たちの体を巡るお前の血を取り返しにきたのか！」
けれど蒼月の吸血鬼はそれを否定し、君が手を差し伸べたからここに連れてきたんだよ、と微笑みます。
その言葉を聞いた直後、NO.69は倒れてしまいました。
どうやら安心して緊張がとけ、熱が出てきてしまったようです。
NO.69の過去が今あきらかに！そしてミハイルとヴァニタスが再会！
NO.69が目を覚ますと、ミハイルと蒼月の吸血鬼が彼を見守っていました。
そして、NO.69が何度もうわ言のように、母親の名前を呼んでいたのだと教えてくれます。
NO.69は、少しずつ自分の昔の話を始めました。
「母親は自分を産むことと引き換えに死んで、父親とその仲間とずっと旅をしてたんだ」
「父親は「母を殺したのはお前だ」と恨んでいたけれど、それでも吸血鬼に襲われた時に庇ってくれた」
「吸血鬼が憎くて仕方ない、吸血鬼がいない綺麗な世界を取り戻したかったけど、この体じゃもうそれも叶わない」
モローの研究所から逃げ出すことも出来ましたが、そうすればまた新たに犠牲者が出ることを知っていた彼はそうしませんでした。
それを聞いて、蒼月の吸血鬼は優しく言います。
「お前は優しい子だね」
それから、蒼月の吸血鬼とミハイルとNO.69は一緒に暮らし始めました。
「吸血鬼」と「人間」が混ざったままだと、体の均衡が上手く保てず近いうちに死んでしまうので、それを解決するために3人は方法を探します。
けれど、それが見つかる前にミハイルの寿命が来てしまいました。
蒼月の吸血鬼が「自分の眷属になって生き延びる」という方法を苦し紛れに提案すると、ミハイルはそれに大賛成します。
けれどNO.69（ヴァニタス）はそれを拒否し、人間のままで居続ける道を選びました。
そしてヴァニタスは、蒼月の吸血鬼を殺したのでした。
ここでミハイルの回想が終わり、ミハイルたちの元へヴァニタスが現れます。
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ヴァニタスの手記49話ネタバレ！蒼月の吸血鬼がミハイルの過去に登場！の感想
蒼月の吸血鬼さんが、凄く綺麗な方だなあと思いました…。
ミハイルは「父さん」と呼んでいましたが、見た目は女性のようですね。
ヴァニタスの手記【50話】が掲載される月刊ガンガンJOKER2月号は、2月22日に発売されます。
ヴァニタスの手記50話のネタバレはこちら
